
- 契約社員になるのはデメリットしかないって本当?
- 契約社員ならではのメリットがあるなら知りたい!
- 経歴には自信がないんだけど…あわよくば正社員になれる方法はないかな?
こんな疑問、悩みにお答えします!
☑本記事の要点
- 契約社員はデメリットが多い!
- 正社員より苦労することばかり
- 契約社員ならではのメリットは少ない
- 正社員へのステップとして契約社員を選ぶのはあり
- 経歴に自信がなくても正社員になれる方法はある!(記事内で紹介)
☑契約社員の主なデメリット7選
- 契約解除のリスクが高い
- 採用難易度は正社員と変わらない
- 待遇が悪い
- 次の転職に不利
- 社会的信用が低い
- 派遣社員より責任は重い
- バイトほど気軽には辞められない

筆者は過去に30歳を過ぎて無職だった期間がありましたが、現在はWEBマーケ会社に正社員として就職。集客を担当しつつ、人材紹介事業のサポートも兼務しています。採用面接では200人以上との面談を重ねてきました。
転職、就職希望者の方とお話をすると、「正社員ではなく契約社員のほうがいいのでは?」と考えている方と出会います。
たしかに正社員じゃなくてもいいという意見はあるし、正社員よりも融通が効くイメージもあります。
そもそも正社員を目指せる自信がない場合もあるでしょう。
でも結論から言うと、契約社員はデメリットしかありません。
正確に言えば契約社員にもメリットがゼロではないのですが、やっぱり正社員と比べると苦労する部分のほうが圧倒的に大きいです。

もちろん置かれている状況は人それぞれなので一概には言えないですが、やっぱり初めから正社員を目指すのがおすすめ、というのが採用担当者としての本音です。
記事後半では、「過去の経歴に自信がなくても正社員を目指せる方法」をお伝えしています。こちらもきっと役に立つので、読んでみてくださいね!
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契約社員とは?
契約社員の正式名称は「有期労働契約」と言います。
細かい定義は以下の通りです。
契約社員といわれる人たちなどにみられるように、正社員と違って、労働契約にあらかじめ雇用期間が定められている場合があります。このような期間の定めのある労働契約は、労働者と使用者の合意により契約期間を定めたものであり、契約期間の満了によって労働契約は自動的に終了することとなります。1回当たりの契約期間の上限は一定の場合を除いて3年です。
引用:厚生労働省
正社員との違い
そもそも契約社員と正社員の正式な違いって知ってますか?
こちらの記述がわかりやすいので、参考にしてみます。
契約社員という名称は、法律上の言葉ではありません。正社員が定年までフルタイムで働くことを前提とした「無期雇用」であるのに対し、契約社員は契約期間が決まっている「有期雇用」の非正規社員のことを指します。つまり、正社員と大きな違いは「有期雇用」であることです。労働契約期間は通常1年で更新され、契約期間が満了した時点で、契約を継続する場合も、継続終了する場合もあります。
(引用:リクナビNEXT)
契約社員と正社員で大きく変わる点は、雇用期間が決まっているか否かということ。
これを会社側の視点でわかりやすく言うと、「正社員は基本的に定年まで雇わなければならないが、契約社員は期間が終わればいつでも解除できる」ということになります。
派遣社員との違い
契約社員は派遣社員とも違います。
派遣社員と契約社員の一番の違いは、「雇用主が就業先企業かそうでないか」という点です。
派遣社員が雇用契約を結ぶ相手、すなわち雇用主となるのが派遣会社であるのに対し、契約社員の雇用主は就業先企業となります。
(引用:シゴラボ)
つまり、契約社員は「就業先企業」に雇用されていて、派遣社員は「派遣会社」に雇用されている状態。
契約社員と派遣社員、正社員の違いをまとめると以下のようになります。
☑契約社員と正社員、派遣社員の違い
- 契約社員…就業先企業に雇用されている有期契約労働者
- 派遣社員…派遣会社に雇用されている労働者
- 正社員…雇用期間の定めがない労働者
企業側から見れば、「正社員>契約社員>派遣社員」の順に雇用を守る必要が出てくるんです。

会社がつぶれそうになったとき、辞めさせやすい雇用形態、という理解でOKです。
「契約社員の5年ルール」とは?
「契約社員の5年ルール」を聞いたことはありますか?
これは「無期転換ルール」とも呼ばれるもので、有機労働契約が通算5年を超えた場合は、労働者の申し出により、期間の定めがない労働契約(無期労働契約)に転換できるルールです。
(参照:厚生労働省)
ただ実はこのルール、「5年間契約社員として同じ会社で働けば正社員になれる」と勘違いしている人が非常に多いです。
これはあくまで「無期労働契約」に切り替えることができるのであって、正社員になれるわけではありません。
ボーナスの有無や福利厚生などの待遇は引き続き契約社員と変わらないので、注意が必要です。
これらを踏まえて、契約社員として勤務する7つのデメリットを詳しく掘り下げていきます。
契約社員のデメリット7選
冒頭でお伝えした通り、契約社員は正社員と比べると圧倒的にデメリットのほうが多いです。
なぜなら、正社員が守られているほとんどの権利が契約社員にはないから。
細かいことを言えばキリがないですが、契約社員の主なデメリットとしては以下の7点が挙げられます。
☑契約社員の主なデメリット7選
- 契約解除のリスク高い
- 採用難易度は正社員と変わらない
- 待遇が悪い
- 次の転職に不利
- 社会的信用が低い
- 派遣社員より責任は重い
- バイトほど気軽には辞められない
契約解除のリスクが高い
企業の業績が悪化した場合、コストカットのために最も効果的なのが人件費を削ること。
いわゆる「リストラ」ですが、やっぱり正社員よりも契約社員のほうが優先的に肩をたたかれてしまう傾向にあります。
企業としては、もちろん契約期間中は一方的に解除することはできませんが、契約満了を機に更新しない、ということは十分に可能です。
実際、正社員であれば、どれだけ仕事ができなくても、本人の意思がない限り辞めさせるわけにはいきません。
でも契約社員の場合は、更新するもしないも企業側の事情一つで変わってしまいます。
働きぶりや企業への貢献度だけじゃなく、企業の業績次第で次回更新の可能性を握られているのは、かなり大きなリスクと言えます。
採用難易度は正社員と変わらない
これも勘違いする人が多いんですが、採用する側からすれば、特に契約形態にかかわらず、正社員も契約社員も、一律に厳選します。
つまり「正社員だから難しい」とか、「契約社員なら簡単になれる」ということはほとんどありません。
もちろん求める職種やスキルによっては、最初から正社員しか求人がない場合も多いです。
でも、契約社員だって決まった期間は最低でも雇用するわけですから、「契約社員だから能力低そうでもとりあえず採用しよう」なんてことはあり得ません。
その点、アルバイトやパートであればいつでも「切れる」ので、採用のハードルはグッと低くなります。
待遇が悪い
正社員と比べ、待遇面はどうしても劣ってしまいます。
採用時に待遇については確認されますが、正社員と同じように昇給・昇格できるのはかなりレア。
ボーナスがない場合も多いですし、福利厚生や有給休暇取得などでも正社員とは待遇が違うことはよくあります。
給料が低くてしんどいと感じるリスクがあることは否めません。
次の転職に不利
もしも将来のステップとして契約社員を考えているなら、次の転職時にも不利になることを頭に入れておいたほうがいいです。
これはあくまで採用者目線ですが、経歴に「契約社員」とあった場合、どうしても正社員だった人より低い評価を与えてしまいます。
なぜなら、スキルや能力だけでなく、「責任のあるポストや仕事を任せられていない」と評価できてしまうからです。
契約社員でも立派な実績を残せる人はたくさんいますが、世間的にはやっぱり低い評価になることは覚えておきましょう。
社会的信用が低い
住宅や車の購入ローンを組む場合、クレジットカードの契約をする場合など、契約社員だと信用が低くてNGになるケースもあります。
派遣社員より責任は重い
たくさんのデメリットがある契約社員ですが、その割に派遣社員よりは断然重い責任があります。
面倒な仕事を任せられることも多いので、「割に合わない」と感じてしまう人も少なくないです。
バイトほど気軽には辞められない
契約社員はあくまで「社員」なので、バイトやパートのようにサクッと辞めることはできません。
きちんとした手続きを踏む必要がありますし、職場によっては辞めたいときに辞めさせてもらえないことも十分あり得ます。
このあたりの違いは契約社員はバイトと変わらない?それぞれのデメリットでわかりやすく解説しています。

上記のように、「契約社員」として入社すると、いくら一生懸命働いていたとしても、デメリットがたくさんあることがお分かりいただけたかと思います。
ただ、決して多くはありませんが、契約社員ならではのメリットがないわけでもありません。
契約社員のメリット3選
契約社員の主なメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
☑契約社員の主なメリット
- 自分で労働条件を決められる
- 社会保険や労働保険に入れる
- 職歴に残せる
自分で労働条件を決められる
契約社員であれば、入社前に労働条件をしっかりと話し合うことができます。
納得いかない部分があれば見直してもらうよう進言できますし、自分の理想に近い環境をつくることが可能です。
当然、どの程度柔軟に応じてくれるかは会社によりけりですが、「転勤がない」「残業がない」といった働き方に魅力を感じて、あえて契約社員で働き続ける人もいます。
社会保険や労働保険に入れる
契約社員であっても、正社員と同じように社会保険や労働保険に入れます。
パートやアルバイトでは入れない場合が多いので、ある意味契約社員としての特権とも言えます。
福利厚生サービスも正社員同様に受けられるケースも多いです。
職歴に残せる
正社員とは違いますが、契約社員として勤務していれば堂々と職歴に記載できます。
「デメリット」で書いたように、正社員と比べると採用者の印象はよくないです。
でも少なくとも無職やフリーター、ニートよりはだいぶ心証が違うので、空白期間を作るのであれば契約社員として勤務していたほうが次につながります。
デメリットばかりでも契約社員に向いている人
契約社員として働くメリット、デメリットを踏まえた上で、「あえて契約社員として働くのが合っている人」を考えてみました。
結論から言うと、「将来のビジョンが明確な人なら契約社員もアリ」です。
将来のビジョンがある人は契約社員でもアリ
たとえば以下のような方々が当てはまります。
- 専業主婦になるのを決めている人
- 数年後の留学を決めている人
- 数年以内の独立・開業を目指す人
上記のように、将来なりたい自分が決まっていて、そのために契約社員としての数年間をステップとするなら、全然アリだと思います。
アルバイトやパートよりは安定して稼ぎやすいですし、後腐れなく辞めることも可能です。
ただし、契約社員⇒志望企業の正社員というステップは難しいのでおすすめしません。
上述したように、採用者としては「契約社員」としての経歴がマイナスポイントになってしまいます。
なので志望企業(正社員)があるなら、ステップとなりそうな企業の正社員を目指して転職するのがベストです。
契約社員ではなく正社員を目指す方法
ここからは、契約社員ではなく正社員を目指す人向けに、「経歴に自信がなくても高確率で正社員になれる方法」について解説します。
結論から言うと、未経験向けの転職エージェントに相談するのがいいです。
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契約社員はデメリットばかり!正社員を目指そう!
最後に、本記事の内容をまとめます。
☑本記事の要点まとめ
- 契約社員はデメリットが多い
- 将来のビジョンが明確でない限り、正社員を目指すべき
- 経歴やスキルに不安があるなら転職エージェントに相談しよう!
契約社員で働くのは、メリットよりもデメリットばかりです。
採用者目線で言っても、もしも契約社員か正社員かで迷っているなら、正社員を目指したほうがはるかに充実した生活を送れます。
しかも最近は、どの業界も人手不足が深刻なので、正社員になりやすい環境が整っています!
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