本記事では、前科や逮捕歴がある人の履歴書の書き方について、経験者がコツをお伝えします。

前科や逮捕歴って履歴書に書かないとダメ?
書いたら書類選考で落とされそうだけど、どうすればいいの…?
こんな疑問にお答えします。

大変お恥ずかしい限りですが、筆者には逮捕歴と前科があり、会社をクビになった経験があります。でも就活を死ぬ気で頑張って、無事に1ヶ月間でホワイト企業に再就職をすることができました。
この筆者の恥ずべき経験から申しますと、前科や逮捕歴は履歴書に書かないほうがいいです。
クビになった人が転職できる退職理由にも書きましたが、履歴書に書いたら絶対うまくいきません。
「じゃあそのまま隠し通した方が良いのか?」と思うかもしれませんが、個人的にはそれも止めた方がいいと思います。
然るべきタイミングで正々堂々と明かし、受け入れてもらう努力をするのがベストだというのが筆者の答えです。

本記事では、前科や逮捕歴があってもホワイト企業に再就職できた筆者の経験をもとに、履歴書を通すコツや「ワケアリ就職」の注意点をまとめています。
もし同じような境遇に居て、心を入れ替えて人生の再出発を図ろうとしているなら、是非3分ほどお時間をください。
本記事があなたの背中を後押しできれば幸いです。
▼筆者が再就職に成功した具体的な就活の進め方は以下の記事をご参考ください。
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前科や逮捕歴は履歴書に書く必要なし
結論から言って、基本的に前科や逮捕歴は履歴書に書く必要はありません。
なぜなら、書かなきゃいけない決まりはないからです。

実際、筆者は逮捕歴も前科も退職理由(懲戒解雇)も全部伏せて内定を得ました。
実際に筆者が内定を勝ち取ったときの履歴書の書き方については、「懲戒解雇でも採用された履歴書の書き方」で公開しています。
「経歴詐称にならないか?」と不安になるかもしれませんが、「嘘を付く」ことと「全てを明かさない」ことはイコールではありません。
特に必要がないなら、履歴書や職務経歴書には余計な情報を書かない方がいいに決まっています。
というか、履歴書に逮捕歴や前科を書いた瞬間、落とされます。
よっぽどの特殊能力でもない限り、わざわざワケアリ人材を好んで中途採用する企業なんてないからです。
詳しくは後述しますが、筆者自身が身を持って経験しました。
履歴書に犯罪歴を書かなきゃいけないケース
ただし、履歴書の「賞罰欄」がある場合は、きちんと書かなきゃいけないケースがあります。
詳しく解説されていたen転職の公式サイトを参考に、以下のようにまとめてみました。
履歴書の賞罰欄に書かなきゃいけないケース
- 刑事罰=有罪判決を受けて課せられた刑(懲役刑、禁固刑、罰金刑)
つまり、過去に事件を起こして起訴(略式起訴も含む)された場合、すなわち前科がある場合には、賞罰欄に事実を書かなきゃいけません。
スピード違反や駐車違反などの軽い交通違反は書く必要ないですが、重大な人身事故とか飲酒運転なんかで罰せられた場合も書く必要があります。
とはいえ、以下のようなケースの場合、わざわざ履歴書に書く必要がないんです。
☑履歴書の賞罰欄に書かなくてもいいケース
- 不起訴になった事件
- 執行猶予になった事件
- 裁判中の事件
- 少年犯罪歴
- 「青切符」を切られるような軽い交通事故・違反
- 懲戒解雇
- 効力が消滅した前科・前歴…懲役刑=刑期満了から10年以上経過、執行猶予=執行猶予期間終了、罰金刑=支払い後5年以上経過
(参考:en転職)
上記のとおり、結構な確率で書かなくていいケースに該当するはずです。

「いやいや、俺は実刑判決を受けて服役し、出所したばかりだぜ」って人は書かなきゃまずいですが、その場合でも大丈夫。対処法はあります。
賞罰欄のない履歴書を選ぶ
もしも賞罰欄への記載が必要な人でも安心してください。
企業専用の履歴書を用意されている場合は仕方ないですが、特に指定がないのなら、賞罰欄がない履歴書を選べばいいだけの話です。
賞罰欄のない履歴書は、リクナビNEXTに登録すると無料でダウンロードできます。

もちろんどの会社を受けるときにでも使い回せるので、もし登録してないなら今すぐ登録した方が良いです。
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リクナビNEXTについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
というわけで、わざわざ自分から「私は過去にこんなやらかしがありますけど、面接してくれませんかね?」なんて履歴書でアピールする必要ないんです。
むしろ書いたら、その瞬間に足切りされると思った方がいいです。
市販の履歴書を使うと賞罰欄があるケースが多いですが、リクナビNEXTの履歴書を使うようにすれば一つも問題ありません。
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前科や逮捕歴を履歴書に書いたら書類選考で全落ちした話
冒頭でも書きましたが、筆者は最初、履歴書にはやらかしの事実を書きませんでした。

自分で言っちゃいますが、経歴的には「一流」の部類に入るので、書類選考は全部通過してました!
でも、面接で事実を打ち明けると、面接での感触が良くても不採用、という日々が続いたんです。
そんなある日、とある転職エージェントから、以下のようなアドバイスを受けました。

いっそのこと、履歴書にも事実を書いちゃったらどうですか?わざわざ面接を組んでくださるのに、「実はこんな過去がありまして」って当日に明かすのは失礼にも当たります。だったら最初から事実を書いて、それでも会ってくれる企業を見つけるほうが早いのでは?

たしかに一理ある。どうせ落ちるなら、最初から事実を明かした上で、それでも会ってくれる企業を受けるのが早道かもしれない。
そう思って履歴書の「志望理由欄」に、あえて自分から事実を書くようにしてみました。
転職サイトのプロフィールも、一か八かで書き換えてみました。
その結果。
これまで一度も落ちたことがなかった書類選考で、全部落ちるようになりました。
さらに、悪影響はそれだけじゃありません。
なんと、転職サイト「ビズリーチ」も突然使えなくなったんです。
(詳細は「ビズリーチの審査に落ちる人と受かる人」の記事で綴っています)
というわけで、筆者のような経歴(高学歴、大手出身)であっても、履歴書に逮捕歴や前科を書いた時点でアウトだということがよくわかりました。

なので、正攻法で再就職するには、少なくとも書類選考の段階ではマイナスな事実を伏せておくべきです。
「じゃあそのまま隠し通した方が良いの?」というと、それはそれで話は変わってきます。
前科や逮捕歴を隠すべきか否か
上述した通り、履歴書には前科や逮捕歴を書かない方が絶対良いです。
でも、面接ではちゃんと事実を打ち明けるべきだと筆者は考えています。
なぜなら、最後まで隠し通すのはかなり難しいからです。

それと、事実を隠して入社した場合、ビクビク過ごすことになるため、いずれ自分が耐えられなくなる可能性もあります。
面接で絶対聞かれる「退職理由」
面接では必ず「なぜ前職を退職したか」を聞かれます。
100%聞かれます。
そこで、本当はやらかしてクビになったのに、「上司と折り合いがつかなくて…」とかウソをつくと、それはそれは立派な経歴詐称です。
仮に入社できても、後々バレたら懲戒解雇の十分な理由になってしまいます。

ちなみに筆者は逮捕された事実が実名報道されたので、もはや隠せるワケがありませんでした。
面接官の反応が気になるところですが、意外とどの会社も冷静に、かつ真摯に受け止めてくれました。
詳しくは「懲戒解雇から再就職できた体験談と面接のコツ」の記事でも書いているので参考にしてみてください。
前科や逮捕歴を明かすベストなタイミング
ずばり、前科や逮捕歴を明かすのにベストなタイミングは「自己紹介」のときです。

おそらく、一次面接の最初に「自己紹介してください」と振られることが多いはず。もうそこではっきりと「実は大変お恥ずかしい話なんですが…」と打ち明けてしまうのがスムーズです。
企業によっては面接前に情報収集しているし、場合によっては事実を知っているかもしれません。
それに、言いにくいことを誠心誠意伝えれば、ある意味で「誠実さ」のアピールにはなります。
少なくとも、後々発覚するよりはよっぽどマシ。
簡潔に、かつウソをつかずに事実を伝えて、「この人はワケアリだけど採用する価値アリだな」と面接官をうならせることが再就職への近道です。
まとめ:前科や逮捕歴は履歴書ではなく面接で話そう
というわけで、筆者の恥ずべき過去の経験から「ワケアリ就職」の注意点をお伝えしました。
前科や逮捕歴は履歴書には書かず、面接で勝負する。
これが、筆者なりに出した「ワケアリ就職」の答えです。
履歴書は「賞罰欄」がないものを選ばないとまずいので、リクナビNEXTでダウンロードするようにしてください。
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