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前科・逮捕歴がある人の履歴書の書き方|賞罰を書かないとどうなる?

前科や逮捕歴は履歴書に書くべきか前科や逮捕歴がある人の就職活動

本記事では、前科逮捕歴があっても内定がもらえる履歴書の書き方についてお伝えします。

 

あなた
あなた
  • 前科や逮捕歴って履歴書に書かないとダメ?
  • 正直に書いたら落とされるけど、ウソを書いて経歴詐称になるのも困る…
  • 賞罰の書き方ってどうすればいいの…?

こんな疑問にお答えします。

 

キリオ
キリオ

現役キャリアカウンセラーの管理人です。大変お恥ずかしい限りですが、筆者には逮捕歴と前科があります。それでも自力で就職活動を頑張り、1ヶ月間でホワイト企業に再就職をすることができました。

なお筆者は現在ではキャリアコンサルタントの国家資格を取得し、経歴に不安がある人向けのキャリア支援を行っています。履歴書・職務経歴書の添削なども行っています。

 

結論から言うと、前科や逮捕歴は履歴書に書かないほうがいいです。

むしろ履歴書に前科や逮捕歴があることを正直に書いたら、ほぼ確実に書類選考で落とされるでしょう。

 

キリオ
キリオ

「じゃあそのまま隠し通した方が良いのか?」と思うかもしれませんが、個人的にはそれもおすすめしません。

前科や逮捕歴があることは然るべきタイミングで正々堂々と明かし、受け入れてもらう努力をする。

これが筆者自身の経験、また数百人以上の“ワケアリ“さんのキャリア支援を続けてきた結果の結論です。

 

本記事では、前科や逮捕歴があってもホワイト企業に再就職できた筆者の経験をもとに、前科・逮捕歴がある人向けの履歴書の書き方についてまとめています。

また書類選考だけにとどまらず、事実を正直に明かした上で内定を勝ち取るコツについても包み隠さずお伝えします。

キリオ
キリオ

もし同じような境遇に居て、就職活動に苦労されているなら、是非3分ほどお時間をください。本記事があなたの背中を後押しできれば幸いです。

 

前科や逮捕歴を背負って再就職を目指している方は、筆者自身がホワイト企業に再就職できた手順に沿って就活を進めると円滑にいくはずです。多くの読者さんが内定をGETした再現性の高い就活ステップなので、ぜひマネしてみてください。
前科を理由に再就職がうまくいかない方は、“ワケアリ専門“の就職支援サービス「YOTSUBA(よつば)」を活用してみるといいです。実際に前科を乗り越えてホワイト企業に再就職できた経験を持つプロのキャリアコンサルタントにオンラインで個別相談できます。ネガティブな退職理由や空白期間の伝え方など最短で就職できるノウハウを無料で聞けるので、ぜひ気軽に相談してみてください。
キリオ
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前科や逮捕歴は履歴書に書く必要なし

冒頭でもお伝えしたとおり、基本的に前科や逮捕歴は履歴書に書く必要はありません

キリオ
キリオ

実際、筆者は逮捕歴も前科も退職理由(懲戒解雇)も全部伏せて内定を得ました。

 

「経歴詐称にならないか?」と不安になるかもしれませんが、「嘘を付く」ことと「全てを明かさない」ことはイコールではありません

特に指定がない一般で入手できる履歴書であれば、余計な情報を書く必要がないと考えてください。

なお、現在一般的に流通しているJIS規格に準拠した履歴書には、賞罰欄がありません。

厚生労働省が推進しているマイジョブ・カードで作成できる履歴書にも、賞罰欄はありません。

 

ただし、志望先の企業から指定された履歴書に賞罰欄がある場合は、正直に記載する必要があります。

賞罰欄のある履歴書には前科を正直に書く

「賞罰欄」がある履歴書の場合は、経歴に罰があっても正直に書かなければなりません。

詳しく解説されていたen転職の公式サイトを参考に、以下のようにまとめてみました。

 

履歴書の賞罰欄に書かなきゃいけないケース

  • 刑事罰=有罪判決を受けて課せられた刑(懲役刑、禁固刑、罰金刑)

 

つまり懲役刑、禁固刑、罰金刑以上の有罪判決を受け、刑事罰を受けた人は、賞罰欄には事実を書かなければなりません。

ちなみにスピード違反や駐車違反などの軽い交通違反は「刑事罰」ではなく「行政罰」にあたるため、書く必要はありません。一方重大な人身事故や飲酒運転などの交通犯罪では、刑事罰にあたるため記載する必要があります。

不起訴や執行猶予であれば記載する必要はなし

以下のようなケースの場合は「刑事罰」に該当しないため、履歴書の賞罰欄に書く必要はありません。

 

☑履歴書の賞罰欄に書かなくてもいいケース

  • 不起訴になった事件
  • 執行猶予になった事件
  • 裁判中の事件
  • 少年犯罪歴
  • 「青切符」を切られるような軽い交通事故・違反
  • 懲戒解雇
  • 効力が消滅した前科・前歴…懲役刑=刑期満了から10年以上経過、執行猶予=執行猶予期間終了、罰金刑=支払い後5年以上経過

(参考:en転職

上記のような場合は、賞罰欄のある履歴書だとしても正直に書く必要はありません。

キリオ
キリオ

もしも刑事罰がある人は、なるべく賞罰欄のない履歴書を選ぶようにしましょう。

賞罰欄のない履歴書の選び方

一般的に現在流通しているJIS規格に準拠した履歴書には、賞罰欄がありません。

また最近はPC上で履歴書を作成することがほとんどだと思いますが、賞罰欄のない履歴書はリクナビNEXTに登録すると無料でダウンロードできます。

 

キリオ
キリオ

指定履歴書のある企業を除き、リクナビの履歴書はどの会社を受けるときにでも使い回せます。すごく便利なので、もし登録してないなら今のうちに登録しておきましょう。

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前科・逮捕歴があっても就職できる履歴書の書き方

実際に前科や逮捕歴がある人は、以下の点を参考に履歴書を作成しましょう。

  1. 賞罰欄のない履歴書を選ぶ
  2. 退職理由は「退職」とだけ書く
  3. 空白期間は何も書かない

①賞罰欄のない履歴書を入手する

上述した通り、履歴書に賞罰欄がなければ前科や逮捕歴を記載する必要はありません。

企業から履歴書の指定がない場合は、リクナビNEXTなどを使って賞罰欄がない履歴書をダウウンロードしましょう。

②退職理由は「退職」とだけ書く

経歴の欄には一般的に、「一身上の都合により退職」「会社都合により退職」などと退職理由も書きます。

しかし前科や逮捕歴がある人の場合は、解雇されている可能性が極めて高いため、正直に「解雇」書くと心証は最悪。書類選考で落ちる可能性が極めて高くなります

したがって退職理由は無理に書かず、「退職」の二文字だけを記載するようにしましょう。

③空白期間はなるべくなくす

刑務所に入所していたり、就職ができずにいたりする場合、経歴には「空白期間」が生まれてしまいます。

空白期間が長いと心証が悪くなってしまうので、なるべく何かしらの「職歴」を考えて記載した方がいいです。

たとえばSNSやブログ、ライターなどで少しでも稼ぎがある場合は「フリーランス・自営業」と名乗ることができます。

実態としては無職に近いとしても、立派な経歴になるので、もし記載できそうな活動があれば積極的に記載しましょう。

前科を履歴書に書いたら書類選考で全落ちした経験談

前科や逮捕歴を履歴書に書いたら全落ちした話

前科を打ち明けながらもホワイト企業から内定がもらえた筆者ですが、就職活動はかなり苦労しました

履歴書には前科を書かず、最初の面接で事実を伝えるようにしていたのですが、面接での感触が良くても「不採用」が続く日々。

 

そんなある日、とある転職エージェントから、以下のようなアドバイスを受けました。

 

エージェント

いっそのこと、履歴書にも事実を書いちゃったらどうですか?
わざわざ面接を組んでくださるのに、「実はこんな過去がありまして」って当日に明かすのは失礼にも当たります。
だったら最初から事実を書いて、それでも会ってくれる企業を見つけるほうが早いのでは?

 

キリオ
キリオ

たしかに一理ある。どうせ落ちるなら、最初から事実を明かした上で、それでも会ってくれる企業を受けるのが早道かもしれない。

 

そう思って履歴書の「志望理由欄」に、あえて自分から事実を書くようにしてみました。

転職サイトのプロフィールも、一か八かで書き換えてみました。

 

その結果。

これまで一度も落ちたことがなかった書類選考で、全部落ちるようになりました。

 

さらに、悪影響はそれだけじゃありません。

なんと、転職サイト「ビズリーチ」も突然使えなくなったんです。

(詳細は「ビズリーチの審査に落ちる人と受かる人」の記事で綴っています)

 

というわけで、履歴書に逮捕歴や前科を書いた時点で絶望的だということがよくわかりました。

 

キリオ
キリオ

なので、正攻法で再就職するには、少なくとも書類選考の段階ではマイナスな事実を伏せておくべきです。

まとめ:前科や逮捕歴は履歴書に書かない方が吉!

前科や逮捕歴は履歴書ではなく面接で伝えよう

というわけで、筆者の恥ずべき過去の経験から「前科・逮捕歴がある人の履歴書」の注意点をお伝えしました。

 

前科や逮捕歴はなるべく履歴書には書かない。
面接で正直に打ち明ける。

 

これが、筆者なりに出した「ワケアリ就職」の答えです。

 

キリオ
キリオ

まずは面接までたどり着かないと話になりません。履歴書は「賞罰欄」がないものを選び、面接の中で試行錯誤を重ねながら内定を目指しましょう。

 

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▼前科持ちの筆者がホワイト企業に採用されるまでにやった全てのことは、以下の記事でまとめています。実際に内定者が続出している再現性の高い方法なので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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前科や逮捕歴がある人の就職活動
この記事を書いた人
キリオ

一般社団法人再スタート支援協会代表理事/株式会社Everal代表取締役|国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:24037006)|ワケアリ転職専門のキャリア相談「YOTSUBA」代表キャリアカウンセラー
著書「懲戒解雇されたら人生逆転できました」
▶早稲田大卒→大手メディア会社→30歳で逮捕・懲戒解雇
▶無職・ニートから36社不採用→Webマーケ会社に再就職
▶人材紹介事業の責任者→2023年に独立・法人化

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