本記事では、クビからでも転職成功できる退職理由について、クビ経験者がアドバイスしています。

・会社をクビになった…。転職のときに退職理由ってどうすればいいの?
・正直に伝えたら不利になる。でも嘘がバレたらヤバいよね…
こんな疑問、悩みを100%解決します。
☑この記事で分かること
- クビになった人が使うべき退職理由
- ワケアリの転職が上手くいく履歴書の書き方
- どうしても隠したいときにバレない嘘の退職理由

筆者は数年前にとあることをやらかし、務めていた会社をクビになりました。でも事実をきちんと伝え、ホワイト企業に再就職することができました。
本記事では、筆者の(お恥ずかしい)経験を踏まえ、「会社をクビになった人が転職するときに使う退職理由」についてお伝えします。
結論から言うと、「クビになった事実は正直に明かすべき」です。
理由は本文で詳しく説明しますが、少なくとも筆者自身がその方法でホワイト企業に再就職することができました。
もちろん、面接でどのように退職理由を伝えていくべきかは個人個人で異なります。
なので個人的には、面接のプロにアドバイスを仰ぐのが一番手っ取り早いし確実だと感じました。
ちなみに、あまりおすすめはしませんが…
どうしても嘘で通したい場合に使える、バレにくい3つの退職理由についても、記事内で紹介しています。
この記事を読み終わった頃にはきっと、クビになって落ち込むあなたの悩みが軽くなっているはずです。
クビからの転職で使う退職理由|選択肢は2つ
会社をクビになった場合、転職活動で使う退職理由には大きく分けて二つの選択肢があります。
- クビになったことを正直に明かす
- クビになったことは隠す
この二つです。

冒頭でもお伝えしたとおり、筆者は①の「正直に明かす」を推奨しています。
まずは「退職理由は正直に話したほうが良い」という理由について詳しく説明していきます。
解雇からの再就職は難しい?

解雇からの再就職って難しいんでしょ?
クビになったことを正直に言ったら、それだけで不利になるんじゃないの?
普通こう思いますよね?

はい。実際、かなり厳しかったです。しかも筆者の場合はクビになった理由が刑事事件だったので尚更…。
たしかに解雇されてからの転職活動は簡単ではありません。
筆者は30社以上も落ちまくりました。
それでも、やっぱり退職理由は正直に話した方がいいというのが実際にクビから転職に成功した筆者の結論です。
クビにされた事実は正直に明かすべき理由
クビになった人の転職についてですが、そもそもわざわざワケアリの人材を好んで採用しようという企業なんてありません。
よっぽどマイナス面を補える要素がなければ、普通に考えたら厳しいのは当たり前です。
そういう意味では、クビになった事実は隠したほうが賢いのかもしれませんが…
一つ考えてみてください。
「あなたの目標は就職することですか?」
まあ直近の目標はそうかもしれませんが、長い目でみると、「働いて不自由なく暮らすこと」が目標なのではないでしょうか?
そうなると、仮に嘘をついて入社できたとしても、「いつバレるんだろう」とビクビク怯えながら働くことになるわけです。
それも一生、毎日。
だったら正直に話して、バツがあっても採用してくれる会社を頑張って探すほうが大事なのではないか、という結論に至りました。
「懲戒解雇されたその後の人生」でも書きましたが、包み隠さず話したお陰で、新しい会社は過去のことを気にせず、何事もなかったかのように雇ってくれています。
クビの事実を隠すとリスクは大きい
もう一つの選択肢としては、「クビになったことを隠す」というケースが考えられます。
ただし、「懲戒解雇はバレる?転職先に知られてしまう理由と5つのタイミング」の記事でも書いた通り、多くの場合で転職先にバレる可能性が高いのは知っておいたほうが良いです。
どうしても隠す場合は、誰もが納得するもっともな理由を考えなきゃいけないんですが、それ以前に大きなリスクを背負うことになります。
- バレたらまたクビになるリスク
- 「いつかバレる」と怯えることへのリスク
この辺の大きなリスクを背負う覚悟がない限り、クビになったことを隠すのは止めたほうがいいです。
クビにした会社が書く2種類の退職理由
少し硬めのお話になりますが、一口に「クビ」と言っても、書面上の「退職理由」には二種類あるのをご存知でしょうか?
- 自己都合退職
- 会社都合退職
この2パターンです。
自己都合退職と会社都合退職の違い
これは、マイナビさんの記事がとてもわかりやすいので引用させていただきます。
会社都合退職とは
会社側が経営不振やリストラ、倒産などを理由に一方的に労働契約を解除し、労働者に退職を余儀なくさせること。労働者が早期退職制度に応募して退職した場合も、会社都合退職となります。
自己都合退職とは
労働者側が転職や結婚、妊娠、出産、引っ越し、家庭の都合などを理由に、自分の意思や都合で退職を申し出ることです。
(引用:マイナビ転職)
ただし、クビの場合は両パターンあり得るので要注意です。
たとえば、あまりにも仕事ができなくて会社をクビになる場合は「会社都合」になりますが、違法行為などで「懲戒解雇」となる場合は「自己都合」になります。
一番大きな違いは失業手当を受けるときでして、自己都合の場合は失業手当の金額と受け取る日数が短くなってしまいます。(待機期間が7日+3ヶ月)
☑失業手当の違い
- 初回受け取りは待機期間7日間+約1ヶ月後
- 給付期間90日~330日間
- 初回受け取りは待機期間7日間+約3ヶ月後
- 給付期間90日~150日間
退職理由の違いは転職ではあまり影響なし
でも、だからと言って転職活動(再就職活動)に影響するかと言うとそうでもないんです。
退職理由が書かれる離職票はハローワークに提出するものですし、退職証明書が必要になることもほとんどありません。
もちろん転職先が同業だった場合や、前職と連絡を取り合ったりした場合などバレるタイミングはたくさんあります。
でも、退職理由が自己都合だからとか会社都合だからということで、「こいつはクビになったんだな」ってはっきりと分かることはないんです。
後述しますが、履歴書にも「会社都合のため退職」とかわざわざ書かず、「退職」とだけ書いておけばいいので、失業手当以外ではあんまり影響しません。
【履歴書対策】クビ経験者が書くべき退職理由
履歴書や職務経歴書に関しては、クビになった事実をバカ正直に書くべきじゃありません。
なぜなら、書類に「クビ」と書いた瞬間、どの企業も100%落とされるから。
履歴書の経歴には「退職」とだけ書いて濁しつつ、職務経歴書には事実である経歴だけを書けばOKです。
詳しくは「懲戒解雇されても採用された履歴書の書き方」で解説しているので是非参考にしてみてください。
クビにされた事実が転職先にバレない3つの退職理由
そうは言っても、クビになった過去がネックで、どうにもこうにも就活が上手くいかなくなった場合、「嘘をついてでも就職したい」というのが本音かもしれません。
そんな方向けに、「嘘がバレない退職理由」を考えてみました。
基本的にはおすすめしないですが、以下の退職理由なら、まず深く突っ込まれることはないはずです。
- 親の介護
- 体調不良
- 妻(夫)の事情
親の介護
現実問題、親の介護を理由に仕事を変える人は少なくないです。
会社側も確かめようがないので、サラッと言えば納得してくれるケースが多いみたいですよ。

実際、筆者は再就職後、離職期間のことや前の会社を辞めた理由を聞かれたときは、「親の介護」って言ってます。
体調不良
いわゆる「仮病」ですね。
体調不良もやむを得ない事情として考慮してくれそうです。
ただし、実務に影響する可能性があるので、病状を深く突っ込まれることになります。
「精神的に病んでた」とかって言うと、そもそも不採用になる可能性大なので要注意です。
妻(夫)の事情
要は家族の事情を理由にしちゃえば、そんなに深く突っ込まれることはないです。
「家庭内の諸事情で欠勤が続き、やむを得ず退職しました」「引っ越しが必要になりました」とかって嘘ならバレにくいです。
クビからの転職を狙うためにやるべきこと
これはもうシンプルでして、以下の3つの方法以外に選択肢はないです。
- 転職サイトに登録して自力で一般就職を狙う
- 知人にワケを話して仕事を紹介してもらう
- ハローワークに相談する
個人的には①の一般就職をまず頑張ったほうがいいと思います。
もちろん、すぐに仕事を紹介してくれる知人がいればいいですが、ハローワークにはろくな求人がないですし、まずは思い切って転職サイトに登録すべき。
以下の記事がとても参考になると思います。
一般就職も十分可能
もちろんクビになった理由とか、スペックとかで事情も変わってきますが、 今はどこも人材不足。
なので、多少の失敗は大目に見てくれる企業が増えています。
少しくらい不採用が続いても、「いつかは認めてくれる会社がある」と信じて頑張ってみるべきです。
ちなみに、筆者の経験上、最重要なのはスピード。
離職期間は長くなればなるほど転職には不利になるので、1秒でも早く行動すべきです。
もしもまだ具体的に動いていないなら、結構ヤバいです。
以下の記事も参考にしつつ、まずは真正面からの突破を目指してみてください。
まとめ:クビからの転職はスピード勝負!即行動を
会社をクビになったのはショックですが、いつまでも引きずってたって事態は何も変わりません。
実際転職はかなり厳しい戦いになるかもですが、人手不足が深刻な今なら、全然不可能じゃないです。
事実、前科のあるどころか裁判を控えていた筆者ですら、1ヶ月本気で頑張った結果、ホワイト企業に再就職することができました。
「退職理由はどうしよう」とか悩む暇があったら、1秒でも早く行動すること!
これが再スタートへの一番の近道だと思います。
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