- 懲戒解雇された事実は面接で正直に言った方がいい?
- 面接でなるべく不利にならない伝え方はない?
こんな疑問にお答えします。
筆者はかつて10年務めた会社を懲戒解雇された経験があります。30社以上落ちながらもホワイトベンチャーに正社員として再就職できました。現在は当時の経験を生かして経歴に不安がある人向けのキャリア支援を行っています。
懲戒解雇からの就活で一番の壁になるのが面接です。
懲戒解雇の事実を明かすと面接官の心証は悪くなるし、逆に隠してもバレた後のリスクが怖い…。
筆者も就活していたときは悩みに悩み、あらゆるパターンを試してみました。
30社以上落ち続けた経験からお伝えすると、懲戒解雇の事実は面接で正直に打ち明けたほうがいいです。
特に面接の一番冒頭、自己紹介や転職経緯を聞かれるタイミングで打ち明けるのがベストだという結論に達しました。
この記事では、懲戒解雇から再就職を目指す人に向けた、面接のアドバイスをまとめています。
きっと就活の役に立つので、ぜひ最後までご覧ください!
懲戒解雇から面接を受けるときのポイント
懲戒解雇からの再就職活動の面接におけるポイントをお伝えします。
基本的には一般の転職面接と同じですが、懲戒解雇の場合は以下の点も留意してください。
- 質問には真摯に答える
- 反省し再発はない旨を伝える
- 懲戒解雇から学んだことを伝える
- 暗くなりすぎないように注意する
- 自己PRを忘れない
①質問には真摯に答える
懲戒解雇について打ち明けた場合、いくつかその経緯について質問を受けると思います。
聞かれたことについては、なるべく真摯に正直に答えるようにしましょう。
誤魔化したり言い訳をしたりしてもいい印象は与えられません。逆に正直に打ち明けると、ネガティブなことでも正直に言える誠実な人という印象を持ってもらうことができます。
②反省し再発はない旨を伝える
懲戒解雇について採用する側として一番気になるのが、同じことを繰り返してしまうのではないかということ。
しっかりと反省し再発防止に努めており、会社には迷惑をかけないという点はしっかりと強調しましょう。
③懲戒解雇から学んだことを伝える
懲戒解雇という恥ずべき処分。この経験をどう生かしているのかを示すのも重要です。
ただ反省するだけなら誰でもできます。懲戒解雇の経験を踏まえて何を感じ、どう成長に役立てているのかを言語化できるようにしましょう。
④暗くなりすぎないように注意する
懲戒解雇の事実を打ち明けていると、話の内容がどうしても暗くなってしまいます。
あくまで面接の場なので、懲戒解雇はしっかりと受け止めていることを伝えた上で、前向きに明るく生きている様子も伝えられるようにしましょう。
⑤自己PRを忘れない
採用面接なので、いくら反省の言葉を並べても、プラスの材料にはなりません。
しっかりと自分の強みをPRし、面接官に売り込むことを忘れないでください。
懲戒解雇の話をしているとどうしても自分を責めてしまいがちですが、それはそれとして、「自分はこんなことができる」「御社でこんな活躍ができる」と伝えられるようにしましょう。
懲戒解雇の面接|退職理由は正直に言う?
懲戒解雇になった事実は、就職活動の面接で正直に打ち明けるべきです。
懲戒解雇を面接で打ち明けた方がいい理由
隠そうとしても懲戒解雇はバレることが多いし、ウソの退職理由を述べると経歴詐称になってしまう可能性が高いからです。
もちろん懲戒解雇を打ち明けるとその分、採用のハードルは高くなります。
どんなに評価が高くても、懲戒解雇された事実があるだけで不採用という方針の会社もあるでしょう。
それでも、後から発覚して内定取り消しになるリスクや、入社後にトラブルになる可能性を考えたら、あらかじめ採用面接の段階で伝えておく方がいいと筆者はアドバイスしています。
実際、筆者は懲戒解雇になった方のキャリア支援を行う中で、内定後に発覚して入社取り消しになったケースを複数回聞いたことがあります。
また仮に懲戒解雇を隠して入社したとしても、いつかバレたらどうしようとおびえながら過ごすことになるのは健全とは言えません。
懲戒解雇になった事実を反省し、新しいキャリアを歩んでいくなら、しっかりと懲戒解雇を伝えた上で納得して採用してくれる会社を探すのが理想的ではないでしょうか。
懲戒解雇を打ち明けるタイミング
懲戒解雇を打ち明けるベストなタイミングは、一次面接の冒頭です。
最初に自己紹介や転職理由を聞かれるので、そのタイミングで「実は…」と打ち明けてしまうのがスムーズでした。
一次面接の冒頭で伝えよう!
懲戒解雇というネガティブな要素は、発覚するのが遅ければ遅いほど不利な印象を与えてしまいます。
好印象のまま面接を進めたとしても、最後になって「実は…」と打ち明けると、マイナスな印象が大きすぎてそれまでの時間が台無しになってしまいますよね。
逆にネガティブなことを最初に伝えておけば、面接の中で挽回していくことができます。
最後にいいイメージで終えることが重要なので、懲戒解雇はなるべく早い段階で伝えてしまうことが重要です。
履歴書には書かない方がいい
一方で懲戒解雇のことは履歴書には書かないほうがいいです。
理由は単純で、懲戒解雇と書くと確実に書類選考で落とされてしまうからです。
懲戒解雇の履歴書の書き方は以下の記事でまとめているので、参考にしてみてください。
懲戒解雇の人が面接でよく聞かれること
懲戒解雇からの就職活動の面接でよく聞かれることをまとめてみました!
①なぜ懲戒解雇になってしまったのか
なぜ懲戒解雇になるようなことをしてしまったのかは、ほぼ確実に聞かれます。
言い訳になるような言い方はせず、経緯をなるべくコンパクトにまとめて伝えるといいでしょう。
②懲戒解雇になった後どうしているのか
懲戒解雇になった後、どう受け止めて行動しているのかもよく聞かれます。
懲戒解雇の経験を踏まえて自分なりに意識していることを素直に話せばいいでしょう。
③採用後の会社への影響
採用する側が気になるのは、懲戒解雇になった人物を雇うことで、社内や取引先に影響が出ないかということ。
同僚や取引先に余計な不安を与えることは避けたいので、実名報道などの有無はよく聞かれます。
- 懲戒解雇の事実は外部から発覚することがあるのか?
- またその対策が打てているのか?
少しでも採用する側が安心できる材料を伝えられるといいです。
それが難しければ、あらかじめ想定しうるリスクも考えておくといいでしょう。
まとめ:懲戒解雇された事実は面接で正直に伝えよう!
懲戒解雇の事実は面接で正直に打ち明けた方がいいです。
後から発覚すると経歴詐称になる可能性がある上、仮に無事に入社できても、後ろめたさを感じたまま働くことになってしまいます。
懲戒解雇を打ち明けるのは採用の難易度を上げることになりますが、逆にネガティブなことも正直に言える誠実な人だというプラスな印象を持ってもらうことにもつながります。
熱意や自己PRを伝えることも忘れずに、面接を突破してくださいね!
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