本記事は、懲戒解雇から再就職できた筆者の体験談をご紹介しています。

懲戒解雇されたことを就活の面接で打ち明けたらどうなるんだろう…?
どうにか隠し通す方法はないだろうか…。
こんな疑問にお答えします。

大変お恥ずかしい話ですが、筆者は前の仕事でやらかしまして、前科があります。当然懲戒解雇です。でも、自力で就活を頑張って、ホワイト企業に入社することができました。
筆者の運命を変えてくれた就職支援サービスは以下の記事でまとめています。
100%書類選考が通過できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
筆者は前の会社をクビになってから、30社以上受けまくりました。
そのうち、実際に面接を受けたのは11社。
全て事実を隠さずに打ち明け、11社目でようやく内定を得ることができました。
本記事では、そんな筆者の(不要な)経験を元に、「前科や懲戒解雇を面接で明かすとどうなるか」ということについて赤裸々に綴っています。
結論から言うと、ほとんどの面接官の方が、真摯に耳を傾けてくれました。
結果的にも就職できたわけで、個人的には面接でしっかり伝えて良かったと思っています。
本文では具体的な面接官の反応もまとめているので、もし同じような過去があり、就活に苦しんでいるなら、参考にしていただけると幸いです。
懲戒解雇を面接で明かしたときの反応
早速、筆者が前科や懲戒解雇された経緯を面接で明かしたときの会社側の反応をお伝えします。
冒頭でも申し上げたとおり、ほとんどの面接官の方が真摯に話を聞いてくれました。
内心はどうか分かりませんが、少なくとも罵倒されたり、嫌悪感を出されたりしたことは一切なし。
むしろ本当に心配してくれて、「個人的には一緒に働きたい」と言ってくださる方も少なくなかったです。
なので、もし悩んでいるなら正直に打ち明けてしまうべき、というのが筆者の出した答えになります。
懲戒解雇の事実は冒頭に告白するべき
まず、前科や懲戒解雇の事実は、面接の冒頭で打ち明けてしまうべきです。
なぜなら、最初に絶対聞かれる自己紹介や自己PR、転職理由こそが一番言いやすいタイミングだから。

むしろこのタイミングを逃すとどんどん言いにくくなってしまいます。
最初に、「大変お恥ずかしい話なんですが…」と切り出し、なぜ今この面接を受けているのかをはっきりさせちゃった方が楽です。
- なぜそのような誤ちを犯してしまったのか?
- その原因をどう捉えているのか?
- そこからどう反省し、今後に生かそうとしているのか?
このあたりを完結にまとめて2分くらいで話せば、面接官の方も大人なので変な対応はされないと思います。
それに、自分からマイナスな事実を明かすことで、誠実さと真摯さをアピールすることにもなります。
その上で、
- なぜこの会社を志望しているのか?
- 自分はこの会社で何ができるのか?
といったことを具体的に伝えていく。
後は普通の面接と一緒です。
正直に明かすと誠実さのアピールになる
最初に前科や懲戒解雇されて仕事に困っている事情を明かすと、「あぁ、この人は必死なんだな」というのが伝わります。
それと、嘘偽りなく真っ直ぐな姿勢も評価してもらいやすいです。
ある意味、働く意欲や誠実さをアピールするのには絶好のチャンスと言えます。
実際、面接官の方によっては「やる気や誠実さがすごく伝わってきた。きっと結果を出してくれると思う。是非一緒に働きたい」と言ってくださることもありました。

ただ、いくら面接官の評価が高くても、「会社的にNGの判断だった」「株主が許してくれなかった」「上場を控えているので難しかった」という理由でダメになることがほとんどでした。
まあこれは想定の範囲内というか、そうすんなりと新しい仕事が見つかるはずもないので、辛抱して続けるしかありません。
その場でお断りされた会社も
11社中1社だけでしたが、その場でお断りされました。
といっても、これは面接官独自の判断ではなく、筆者が面接後の筆記試験を受けている間に結論を出されたようです。
本来は1週間くらい間をおいてから合否を出すそうなんですが、「直接伝えた方があなたの為になると判断した」ということで、その場で断られました。
はっきりとダメと言われるのは結構スッキリするし、濁されるよりかはむしろありがたかったです。
懲戒解雇を応募段階で伝えたらどうなるか

面接で正直に伝えてもなかなか受からない…。
いっそのこと履歴書とか職務経歴書に事実を書いちゃった方が楽なんじゃないの?
たしかにこの判断もできます。
実際、筆者もとある転職エージェントに言われて、事実をあらかじめ履歴書に書くパターンも試してみました。
最初から事実を分かった上で、スキルとか経験を買って面接してくれる会社があれば見込みがありそうだと思ったからです。
はい、結果は全部落ちました。
これまで書類選考では落ちたことがなかったのに、全部ダメ。
あげくの果てには、とある転職サイトは強制退会させられてしまいました。
【結論】前科や懲戒解雇は履歴書には書いてはいけません。
履歴書については「前科や逮捕歴は履歴書に書くべきか?」と「懲戒解雇でも採用された履歴書の書き方」の記事でまとめているので参考にしてみてください。
懲戒解雇を面接で隠す危険性

面接官の評価が高くても落ちまくる…。
だったらもう事実を隠して面接受けるしかないんじゃない?
面接の感触が良くても不合格、ということが続くと、だんだん「じゃあもう隠してしまった方がいいんじゃないか」って気持ちになってきます。
実際、ネットで出てくる記事には「前科は言わない方がいい」とか「懲戒解雇は聞かれなきゃ答える義務はない」とか書いてますし、一理あるのかもしれません。
当ブログの読者さんにも、「ハローワークの職員には余計なことを言わないほうがいいとアドバイスされた」という方もいらっしゃいました。
でも実際に前科を抱えての就活を経験した筆者に言わせると、事実を隠す行為をすすめる行為は最低です。
そんなの他人事だから言えるんだと思います。
たしかに、聞かれなきゃ答える義務はないし、入ってしまえばこっちのものかもしれません。
でも、考えてみてください。
人生は入社してからの方が長いんです。
もしまんまと会社を騙せて入社できたとしても、毎日「いつバレるか」とビクビクしなきゃなりません。
それに、万が一入社後に事実がバレたら、それこそ苦労が水の泡。
懲戒解雇になった僕のその後の人生でも書いたとおり、打ち明けた状態での入社を目指した方が100%楽です。
「バレなきゃいいだろう」って考えを持ってる方には、まず以下の2記事を熟読してほしいです。
その上で、本当に隠す方が懸命なのか、よく考えてみてください。
バレたら入社拒否される
実際に、筆者の知人には逮捕歴を隠して入社し、後に発覚して数日で退社を命じられた人もいます。
このケースでは、たしかに他のネット記事に書かれているように、経歴を偽ったわけではないから「懲戒対象」にはなりませんでした。
でも倫理的にどうなのということで、会社としては「辞めてもらうしかない」と判断したようです。

法律上は、この知人にも「入社拒否を拒否」する権限はあったかもしれません。でも、実際そんな会社に居られますか?いくら法律でセーフだからと言って、現実のことを考えたらとてもじゃないけど辞めざるを得ませんよね。
だから、「バレなきゃセーフだから言わない方がいい」って考えは間違いです。
「仮にバレても、入社前に聞かれていないなら辞める必要もない」って考えも間違いです。
- いつバレるかビクビクして過ごす
- 入社後に発覚して退職を命じられても居座る
この二つの覚悟があるなら、どうぞリスクを承知で隠して就職すればいいと思います。
懲戒解雇でも転職しやすい職種
基本的に「懲戒解雇」というのはあくまで企業による処分であって、法律で定められた罰則ではありません。
なのでどの仕事でも転職は可能です。
が、それはやはり表向きの話。
実際のところ、懲戒解雇されたり過去にやらかした人では、「どんな事情でも転職できない」と決められている職種も存在します。
逆に犯罪歴があっても採用されやすい職種が存在するのも事実。
詳細は以下の記事でまとめているので、参考にしてみてください。
懲戒解雇からの再就職は面接が勝負!何社も受けてみよう
もしも懲戒解雇された過去や前科があるなら、正攻法の就活は簡単じゃありません。
それは自分が一番わかっていることだと思いますが、【高学歴】【大手出身】の筆者ですらめちゃくちゃ苦労しました。
でも、決して不可能ではなかったです。
むしろ筆者は1ヶ月でホワイト企業に入社できたわけで、そういう意味では予想よりもはるかにハードルは低かったと言えるかもしれません。
筆者のケースが幸運なのか、それとも意外とそんなもんなのかはわかりません。
でも、一つだけ確実に言えることがあります。
とにかく面接を受けてみること。
面接を受けてみなきゃ何も始まらないこと。
一にも二にも、まずは行動です。
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