
ハローワークにはろくな求人がない!
どこで仕事探したらいいの?

現役キャリアカウンセラーの管理人です。これまで数百人以上のキャリア相談を受けてきました。
「ハローワークにはろくな求人がない」というと少々語弊がありますが、好条件の優良企業を求めるとやや期待通りにはならない可能性があります。
この記事では、ハローワークの求人の質が良くないと言われる理由について、根拠を持ってわかりやすく解説しています。
要点をかいつまんで説明すると、以下のとおりです。
☑ハローワークにろくな求人がない理由
- ハローワークの求人には無料で掲載できるから(企業の質が下がる)
- ハローワークの目的は就職率を高めることだから(質より量)
- ハローワークの担当者は単なる公務員で採用現場の実情を知らないから(アドバイザーの質が低い)
ハローワークは地元の零細企業を始め、どんな会社でも求人情報を出すことができます。したがってブラック企業が紛れていることも多く、「求人の質」を求める方にはあまりおすすめできません。

ハローワークはあくまで雇用保険や失業保険などの手続きをするところ、と捉えておくといいでしょう。
この記事では、ハローワークより質のいい求人と出会える方法も紹介しています。
就活にきっと役立つので、ぜひ最後まで読んでみてください。

もちろん完全無料です。人気サービスは以下の記事でまとめているので、参考にしてみてください。
ハローワークにろくな求人がない理由
冒頭でもお伝えしましたが、ハローワークにはろくな求人がないと言われることがあります。
これは少々言い過ぎな部分もありますが、少なくともホワイト企業で平均年収並みの待遇は難しいと思った方がいいです。
理由は以下のとおりです。
- ハローワークの求人には無料で掲載できるから
- 担当者は単なる公務員で採用現場の事情を知らないから
- まともに働けない人ばかりが集まるから
理由①ハローワークの求人には無料で掲載できるから
一番の理由は単純明快で、ハローワークは企業が無料で利用できるから。
コチラの図をご覧ください。
ハローワークは国が運営しているため、求人を募集している企業はお金を1円も払いません。
ハローワーク経由で何人採用しようが、採用にかかる費用(コスト)はゼロ。
対して民間の求人サイト(リクナビ、マイナビなど)や転職エージェント経由の場合、企業がサイト(エージェント)側に採用費を支払う必要があります。

当然、採用費にお金をかける企業のほうが経営状態も良く、本気で採用しようとしているのがわかりますよね。
理由②ハローワークの担当者は単なる公務員で採用現場の実情を知らないから
ハローワークの窓口で対応してくれる担当者がどんな人か知ってますか?
実は単なる公務員で、しかも臨時職員として働くパートの可能性もあるんです。
ハローワークの正職員になるには、国家公務員2種か3種の試験を受けて合格し、労働局に配属される必要があります。ただし、労働局ではハローワークと労働基準監督署を管轄しているため、必ずしもハローワークに配属されるとは限りません。また、ハローワークに配属された場合は、すべての各課・部門に配属される可能性があります。臨時職員の場合は、ハローワークなどで求人が出されるので、求人が出たら民間求人と同様に履歴書などを送付して応募します。臨時職員は、業務が専門的な分野になる場合もあるので、その際には専門的な分野の経験者が募集されます。臨時職員の雇用形態は「任期付任用職員」または事務などのパートとなります。
引用:ホームメイト・リサーチ
採用現場を知らないどころか、正社員じゃない人間にいい求人紹介ができると思いますか?
ハローワークの職員むかつくという声があちこちから出るのも納得ですよね。
理由③ハローワークの目的は就職率を高めることだから
そもそもハローワークの一番の目的は、就職率を高める=失業率を下げること。
失業率は「働きたいけれど職に就けていない人」と「求人数」の割合で決まるので、就職しやすい求人をそろえれば自然と下げることができます。
ハローワークではとにかく人手が必要な求人が多く集まるため、自然と求人の質が落ちてしまうということです。
これは、若者向けの就職支援サービス「ジョブカフェ」でも同じことが言えます。
ハローワークの担当者から「ろくな求人はない」と暴露された実話
ここまでハローワークにまともな求人がない理由をお伝えしてきましたが、筆者自身がハローワークの担当の方に「ここにはまともな求人はありません」と暴露された経験があります。
当時、筆者は30歳を過ぎて無職の状態。再就職活動の中で、ハローワークにも通いました。

失業手当の手続きをするのが主目的でしたが、普通の就活が結構厳しかったので、真正面から相談してみたんです。
その結果、担当だった女性(おばさん)の方に、「あなたはハローワーク経由ではなく、自力で再就職をすることをおすすめします」と言われました。
担当者が「ろくな求人はない」と断言したワケ
ハローワークで求人紹介を断られた理由は単純で、「あなたのような方に紹介できる仕事はない」ということでした。
どういうことかというと、筆者はこれまでいわゆるホワイトカラーの仕事をしていました。
一方、ハローワークの担当の方いわく、「紹介できるとすればブルーカラーの仕事ばかり」とのこと。
ホワイトカラーでの仕事しか経験がない筆者の場合、「今までとはギャップがありすぎる」ということで、「ハローワークを使うよりも、自力で就活を頑張った方がいい」と言われたんです。

担当の方の言い方はとても親切で、かなり親身になって話を聞いてくださりました。
ハローワークの求人がブルーカラー寄りであることがお分かりいただけたかと思います。
ハローワークより質の良い求人を見つける方法
ここからは、ハローワークを使わずにホワイト企業に就職(再就職)できる方法についてお伝えしていきます。
それは、民間の就職支援サービス(転職エージェント)を活用することです。
民間の就活支援サービス(転職エージェント)を使おう!
民間の就職支援サービス(転職エージェント)を使えば、希望とマッチした求人を無料で紹介してもらうことができます。
さらに履歴書・職務経歴書の添削や面接アドバイスをしてもらえるほか、企業側へプッシュしてくれたり、面談日程を調整してくれたりすることもあります。
☑転職エージェントでできること
- 希望する求人の紹介
- 面接対策のアドバイス
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 企業への推薦
- 年収UPなどの条件交渉
- 面接日程の調整
- 内定辞退の調整

年収UP交渉など、一人で就活すると難しいことも対応してくれるのが転職エージェントです。色々な情報も教えてもらえて、すごく便利ですよ。
年齢別におすすめの転職エージェントは以下の記事でまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
まとめ:ハローワークの活用は慎重に!
最後に本記事の内容をまとめます。
☑まとめ
- ハローワークで優良求人を見つけるのは難しい
- ハローワークの求人はブルーカラーの仕事が多め
- 優良企業への就職を求めるなら就職エージェントを活用しよう
- 平均年収以上
- ホワイトカラーの仕事
を求めるのであれば、ハローワーク経由では難しいです。
民間の就職エージェントを活用しながら、理想の仕事を探してみてくださいね。
▼ホワイト求人を探すなら「就職エージェント」の活用がおすすめ