この記事では、うつ病が原因で退職した人の末路を赤裸々につづっています。
当サイトの管理人です。30歳過ぎて無職だった過去から這い上がった経験があり、キャリアカウンセラーとして経歴に不安がある方向けの就職・転職支援をしています。
筆者の元にはキャリア悩みを抱える様々な方からの相談が届きます。その中では、うつ病を抱えている方からの相談も少なくありません。
この記事では、うつ病での退職を経験した方の体験談をもとに、うつ病で退職した人の末路まで踏み込んでお伝えします。
実例を元にわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
有料キャリア相談と無料キャリアコーチングをそれぞれまとめてみました。ぜひ気軽に活用にしてみてください。
うつ病で退職した人の末路
うつ病退職を経験した人でも、いろんな方がいます。長く苦しんだ方もいれば、退職を機に人生を好転させた方もいます。
まずはうつ病退職の経験を発信しているTwitterアカウントをまとめたので、似たような境遇の方がいないかチェックしてみてください。
社会復帰が怖くなった
結局、何かしらの仕事をした方が精神的に楽だよ。
一度うつ病やパニック障害等になって、休職や退職する事になると、社会復帰するのが怖くなるよね。
だけど、療養すべき期間が終わって、何もしていないと、これもまた将来の不安とか、いろいろネガティブな事考えちゃって苦しくなるんだよね。
— けんぷ@うつ病・パニック障害完治:フォロー大歓迎 (@kenpu_blog) December 25, 2022
お金の不安が増えた
うつ病はお金の問題ともいえる
毎月かかる病院代
休養中の生活費
お金の不安があるから、多少体調が悪くても働くしかない
お金があれば心置きなく休養できるし、嫌な職場から退職することもできる
お金が全てとは言わないけど、お金で大半の問題は解決できる— くまみ (@kumaminokimochi) November 12, 2022
回復して再就職に向けて動き出せた
今日で前職を退職してから、一年が経過してしまいました💦
昨年後半から体調がだいぶ回復し、就労移行支援通所ができるようになったので、年度末までには就職できるよう、焦らず前進していきます❗#うつ病#退職後一年経過
— ジュン (@jun08120601) January 9, 2023
同じ境遇の人とつながることができた
お休み中ですが『Twitterはじめて2周年』2年前。9月末にうつ病と診断を受けやむなく退職。働けないのならと闇雲に始めた物販。「Twitterに共有」のボタンを見つけて即座にTwitterに登録。どんなに堕ちても這い上がる。そこにはいつも“優しくあたたかい人たち”がいた。今も皆んなに支えられています pic.twitter.com/A9EtlOctbW
— ゆく*着物乙女コンテスト開催中! (@yuku_coach) October 25, 2022
躁うつ病を克服できた
「躁うつ病をどうやって克服しましたか」とよく聞かれますが、私がしたことは「メンタルクリニック受診」「会社を退職」「傷病手当金をもらいながら治療(薬物療法)」「好きなことをする」「好きな人といる」「おいしいものを食べる」「ゆっくり休む」。自分にとことん優しくしてあげました。
— まと|マインドセット (@ateliermatosan) October 5, 2022
環境が変わったらうつ病が良くなった
躁うつ病と強迫性障害で平成31年(令和元年)に退職し、現在は一般企業で会社員をしています。
案外辞めて環境変えるとコロッと良くなっている場合もありますよ。
気長にいきましょう👍️— へっぽこ侍 (@0903Nabe) January 9, 2023
うつ病をきっかけに退職した人にもいろんな方がいますね。
退職したことで治療に専念することで克服できた方や、環境の変化がきっかけで良くなったという方もいます。
うつ病での退職はデメリットばかりではないということを頭に入れておきましょう。
うつ病退職のデメリット
ただし、うつ病での退職にはデメリットも存在します。
具体的には
- 転職が不利になる
- 失業手当が減る可能性がある
の2点です。
転職が不利になる可能性がある
うつ病が原因で退職した場合、企業によっては低評価の材料としてしまうケースがあります。
うつ病への理解は進んでいますが、それでも一部からはうつ病での休職や退職はずるいなどと言われることもあります。
しかし、後述するように会社が原因でうつ病になったと認定されれば、不利にならないようにアピールすることは可能です。
したがって、退職する際の「理由」は慎重に考えたほうがいいです。
利用不可の転職エージェントも
転職する際に転職エージェントを利用する人も多いと思いますが、うつ病などを抱えていると利用できないケースがあります。
特に大手のキャリアアップを前提とした転職エージェントだと、ワケアリと判断されて利用を断られる場合があります。
もし転職エージェントを利用する際は、ニートや無職の人でも利用できる転職エージェントを選ぶようにしてください。
以下の記事に掲載している転職エージェントならどんな経歴の人でも転職相談に乗ってもらえるのでおすすめです。
失業手当が減る可能性がある
退職する際の理由が「自己都合退職」となってしまうと、失業手当を受け取る期間が短くなってしまいます。
これはシンプルに損なので、退職する際は会社側に掛け合って「会社都合退職」とできないか調整してみてください。
うつ病で退職する際の注意点
もしもうつ病で退職する場合は、以下の点に注意しましょう。
うつ病になった原因をはっきりさせよう
まずはうつ病となった原因を明確にする必要があります。
仕事や上司が原因でうつ病になったのか、そうでないのかによって、退職時の扱いが変わってきます。
プライベートとの線引きが難しかったりしますが曖昧にせず、主張するところははっきりと主張しましょう。
会社都合の退職としてもらおう
うつ病で退職する際は、何もしなければ基本的に「自己都合退職」となってしまいます。
そうすると失業手当が受け取れるまでの期間が遅くなり、受け取れる金額も下がってしまいます。
転職時にも不利です。自己都合退職だといいことは一つもありません。
うつ病の原因が会社側にある場合は、必ず退職理由も「会社都合」としてもらうように働きかけましょう。
まとめ:うつ病で退職してもOK!悩んだらプロに相談してみよう
最後に本記事の内容をまとめます。
☑まとめ
- うつ病で退職してもデメリットばかりではない
- 退職の際はうつ病の原因が会社にあるのかどうかはっきりさせよう
- 退職理由はなるべく「会社都合」としてもらおう
- 休職か退職か悩んだらキャリア相談を利用してみるのがおすすめ!
うつ病で退職するのは全く問題ありません。
自分を責める必要なんてないし、国の制度上でも認められた正しい手段です。
もしも今後のことで悩んでいるなら、第三者に相談できるキャリア相談も活用しながら、自分にとってベストな選択ができるといいですね。