本記事は、就職支援サービス「ジョブカフェ」について徹底解説しています。
- ジョブカフェは最悪って評判は本当？
- ニートでも使えるの？
- 年齢制限ってあるのかな？
- ハローワークとの違いは？
- 実際に使った人の評判が知りたい！
こんな疑問にお答えします。
筆者は一時期会社をクビになってニートだった時期があります。その後はホワイトベンチャーでの人材紹介事業の責任者を経て独立し、現在はキャリアカウンセラーとして就職困難者のサポートをしています。
ジョブカフェは、全国にある若者の就職支援を行う施設です。
もちろん完全無料で使えますが、ネット検索すると「ジョブカフェは最悪だ」という気になる評判が出てきます。
（こんな感じです）
「最悪」なんて聞くと、ジョブカフェを利用するのに躊躇してしまいますよね。
そこで、実際にニート時代にジョブカフェを利用した筆者が、「ジョブカフェは使えるのか？やめたほうがいいのか？」という観点から徹底解説してみました。
結論から言うと、
- ジョブカフェは全国にある若者向け（主に20代）の就職支援サービス
- 実態としてはハローワークとほぼ同じ
- あくまで公的機関なのでサービスの質はあまり期待できない
- ニートOKの求人もあるがブルーカラーの仕事が多め
- 近場で就職相談に乗ってほしいなら利用するのもあり
- 最短で正社員を目指すならニート向けの転職・就職エージェントを利用した方が断然いい！
です。
記事内で詳しく解説しているので、ジョブカフェの利用を検討している方はぜひチェックしてみてください。
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ジョブカフェは最悪？ニートが使った体験談
筆者はニート時代にジョブカフェを訪問したことがあります。そのときの体験談をまとめてみます。
こちらは神奈川県にある「ジョブカフェかながわ」です。
横浜駅のビルが立ち並ぶオフィス街の一角にありました。
同じ建物内にはハローワークも併設されていて、シニアの方や育児中の方は別の窓口に集まっていました。
ジョブカフェかながわの中はこんな感じです。
「ジョブカフェ」と言っても全然カフェ的な感じではなく、若者向けの求人情報を集めたハローワークという感じ。
受付で登録をして、窓口で個別相談に乗ってもらう流れになります。
資格情報や求人情報のパンフレットも置いてありました。
ジョブカフェの対応は丁寧！しかし求人内容はイマイチ
筆者が対応してもらったのは女性の相談員の方でした。
経歴や無職である旨を相談した結果、結論としては
ここでご紹介できる求人はありません。
自力で就活された方がいいと思います。
とのこと。
え～！と一見思いますが、これは決して悪い意味で言われたわけではありません。
筆者は経歴的にずっとホワイトカラーで働いてきましたが、ジョブカフェにある求人はどこもブルーカラーばかり。おそらく合わないだろうという判断の上で、民間サービスを使っての再就職活動を勧められました。
なのでジョブカフェが最悪、というよりは、ホワイトカラーの仕事を探している人には合わないだろうなというのが個人的な見解になります。
ジョブカフェを使った感想の結論！
ジョブカフェを実際に使った感想をまとめると、以下のようになります。
- ジョブカフェは最悪とは言えないが、求人の質が良くない
- 優良企業の求人を探している人は民間の就職エージェントを活用しよう！
⇒ニートでも使える転職エージェントへ
まず以下のような方ならジョブカフェを利用してみるのはアリだと思います。
優しい相談員がデータベースを使い、希望に合いそうな求人を探してくれるはずです。
しかし、以下のような方は恐らくジョブカフェに行っても満足できないと思われます。
そもそもジョブカフェの求人は質が低いので、上記のような方はジョブカフェに行っても徒労に終わる可能性が高いです。
民間の就職・転職エージェントを活用したほうが断然いい求人に出会えます。
筆者は冒頭でお伝えしたとおり、キャリアスタートという就職エージェントを活用して30歳無職からでもホワイト企業に再就職することができました。
ジョブカフェとは？
ジョブカフェとは、都道府県が運営する若者の就職支援施設です。正式名称は「若年者のためのワンストップサービスセンター」。ハローワークを併設していて、職業紹介や就職に向けたアドバイスが受けられます。
ジョブカフェは都道府県が主体的に設置する、若者の就職支援をワンストップで行う施設です。
厚生労働省でも、都道府県の要望に応じてジョブカフェにハローワークを併設し、職業紹介等を行うなど、都道府県と連携しながら支援に取り組んでいます。（引用：厚生労働省）
簡単にジョブカフェについて分かりやすくまとめると…
- 若者の就職支援が目的
- 仕事紹介のほか、就職セミナーや職場体験、カウンセリング、就職相談も実施
- 全国46都道府県（香川県以外）にある
- 完全無料
名前のとおり、「カフェ」のようにゆっくり気軽に利用できるのがコンセプト。ハローワークとかと比べても雰囲気はかなり緩いです。
ジョブカフェは何歳まで使える？
ジョブカフェの運営は各都道府県単位でなので、利用方法もそれぞれ異なります。
基本的に年齢制限はありませんが、主に30代までの利用を目的としているところが多いです。
Q：誰でも利用できますか？
A： 30歳代までの就職を希望している方々に、ご利用いただいています。
（引用：かながわ若者就職支援センター）
もちろん40代以降でも利用は可能ですが、求人数が少なくなるようです。
都道府県別ジョブカフェの一覧
ジョブカフェは各都道府県で名称が異なります。
一覧表をつくったので、活用してみてください。
ジョブカフェの評判・口コミ
ここからは、実際にジョブカフェを利用した方の評判をご紹介します。
良い評判だけでなく、悪い評判も赤裸々にまとめてみました。
良い評判
まずはジョブカフェの良い評判を見ていきます。
就職相談で悩みが解消できる
ジョブカフェ行ってよかった！！
カウンセリング受けて前回転職に失敗したことやこれからの不安とか心のモヤモヤが晴れた☀️
ジョブカフェをもっと早く知りたかったし早く行っておけば良かったと思ったくらい☺️感謝🥲— ねむたいはちこ (@suimin_zzzzz427) September 8, 2022
就職に役立つ冊子が参考になる
ジョブカフェは仕事を紹介してくれる場所というより『書類や就職(転職)活動について相談する場所』だと思いますよ。相談する中で『こういう仕事はどうですか。』と言われることがあるかもしれません。私も以前はジョブカフェを利用していたことがあり、職務経歴書等の応募書類の記入内容について、相談に行っていました。職務経歴書の内容については、書き方に絶対や正解はありません。渡された冊子を参考にあなたの中で『こうかな？』という思いが出てくると思うので、より良くしていけばいいのではないかと思います。
（ヤフー知恵袋）
相談員の交代ができる
当方はジョブカフェ利用時は、まずこのメルフォから相談して、相談に乗ってくれた人の対応をみて実際ジョブカフェに行って、その相談員に相談（応募書類作成、添削、模擬面接、指導、他商工会議所主催の就活セミナー参加の相談など）しました。相談員の人数や対応時間に限りがあるので、あらかじめメルフォや電話で予約して行かれることをおすすめします。また、途中で『この相談員でない人に相談したい』『模擬面接は馴れあっていない人にお願いしたい』と思ったら交代をお願いすることもできます。
（ヤフー知恵袋）
フリースペースが便利
ジョブカフェに初めて行ったら、フリースペースで落ち着いて作業出来てなかなか良かったので、今度から積極的に使おうと思いました☺
登録のために紙を書いたり、説明が長くてイライラしたので、初めての人は時間に余裕のある時がいいと思います。— 美瑛 (@Lifelog_Biei) January 31, 2023
悪い評判
続いてジョブカフェの悪い評判をまとめてみました！
求人の質が悪い
久しぶりにジョブカフェを見てみたが、労災加入も怪しいような企業ばかりだった。
— 今日の発達障害 (@g8cgRc2nXNCwsIt) February 14, 2023
相談員の対応が悪い
この前初めてジョブカフェにいきました。私は既卒でこれから就活を始めようと思い、就活の進め方といったセミナーに参加しました。セミナー後に講義をしてくれた６０歳過ぎのおじいさん職員に、何か今不安なことあるかと聞かれたので、既卒者なので就職しっかりできるのか不安ですと答えたら、「それは、自分自身の問題だろ！」と怒られました。何に怒ることがあったのかもわからず、困惑しました。曖昧なことを話しことが原因だったのか、でも怒る必要はあったのでしょうか？
（ヤフー知恵袋）
ハローワークと変わらない
ジョブカフェについては、ハローワークとあまり変わりません。
比較的キャリア退職組が多いかなーと感じられる程度で、所詮はそこ止まり。
人材関連のプロでも、転職のプロでもありません。
若者向け求人を優先してまわしているとのことですが、
元々ハローワークの求人は若者向けの求人がほとんどです。
ハローワークに近いということもあり、
サポステより更に性格の悪い人がいることもあります。
また、親身でいてくれるようでいて、こちらのいったことを
まるで聞いていない人もいます。これは後々になってビックリしました。
自己PR・転職理由・志望動機については、とにかく考えてきて、
あとは私たちが採点するから、といったスタンスのようです。
（ヤフー知恵袋）
ジョブカフェが最悪と言われる理由
ジョブカフェの評判を調べてみると、良いものも悪いものもありました。
ただハローワークにはろくな求人がないやハローワークの職員むかつくでもありますが、ジョブカフェもハローワーク同様に国が運営しているサービスなので、やっぱり求人の質が低くなります。
逆に言えば採用費をかけられない会社ばかりが登録しているので、質が低いのは当然ですよね。
相談員も、実は契約社員ばかりで採用のプロとは言えません。
実際の採用現場に詳しい民間の転職エージェントなどと比べると、個別のケースに合わせた適切なアドバイスが受けられる期待は薄いと言わざるを得ないでしょう。
ジョブカフェのメリットとデメリット
ジョブカフェのメリットとデメリットを整理すると、以下のとおりです。
- 無料で利用できる
- すぐに採用してくれる企業が見つかる
- 相談員が優しい
- 求人の質が悪い
- わざわざ出向く必要がある
- 相談員の質が低い
気軽に利用できるのが最大のメリット
ジョブカフェはどんな経歴の人でも気軽に利用することができます。
また今すぐにでも採用してくれる求人が見つかりやすいので、条件よりもスピード重視で就職先を探している人に向いています。
求人の質が低くオンライン相談できないのもデメリット
ただしジョブカフェはどんな企業でも求人情報を載せられる分、求人の質は極めて低いです。
またわざわざ出向いて相談に行かなければならない手間もデメリットと言えます。
ジョブカフェはニートでもOK！社会人未経験も歓迎
ジョブカフェは国のサービスなので、ニートでも安心して使えます。
むしろニートの就労支援が一番の目的と言っても過言ではありません。
年配者や休職明けの女性が多いハローワークと違い、ジョブカフェは若者ばかり。一度も就職した経験がない方の利用が多いのも特徴です。
担当職員もニートの対応には慣れていて、履歴書や職務経歴書の書き方も優しく指導もしてくれます。
ジョブカフェがおすすめな人と向かない人
ジョブカフェがおすすめな人と向かない人のタイプをまとめてみました。
おすすめな人
- 正社員経験がなく、就活の仕方に不安がある人
- やりたいことが見つからない人
- 自分に合った仕事を見つけたい人
- いま住んでいる家から引っ越さずに通える職場を探している人
- 待遇よりも働きやすさを重視したい人
向かない人
逆に、以下のような方は、ジョブカフェではなくニート向けの転職エージェントを利用した方がいいです。
- 少しでも給料の高い仕事を紹介してほしい
- 履歴書の書き方や面接のコツも教えてほしい
- ある程度やりたい仕事の方向性が見つかっている
- 1日も早く就職したい
- 面接を繰り返して場慣れしたい
ニートなど経歴に自信がない方向けのサービスは以下の記事でまとめているので、参考にしてみてください。
ジョブカフェとハローワークの違い
ジョブカフェとハローワークの違いについてですが、内容としてはほぼ同じです。
違いを簡潔にまとめると、以下のとおり。
- 運営は各都道府県
- 求人紹介や職業訓練、職業体験、各種セミナーなどワンストップで対応
- 30代以下が対象
- 運営は国（厚生労働省）
- 求人紹介と各種手続き（失業保険等）がメイン
- 利用者の制限はなし
利用はどちらも無料です。
使い方もほとんど変わらないので、
- 30代以下で正社員を目指すならジョブカフェ
- 40代以上はハローワーク
という選び方で大丈夫です。
求人情報は同じ
ハローワークとジョブカフェは併設しているところがほとんどです。
求人も、ハローワークに掲載されているものを転用しているので、事実上同じ。
ハローワークの求人については以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ：ジョブカフェより民間の就職サービスを使おう！
というわけで、本記事のまとめです。
☑本記事の要点
- ジョブカフェは若者向けの就職支援サービス
- 求人紹介や職業訓練、職業体験、セミナーなどを実施
- ハローワークと求人自体は変わらない
- 民間の就職・転職エージェントのほうが効果的
ジョブカフェは相談のハードルが低いですが、求人の質や相談員のレベルは低いのは覚悟してください。
もし一日も早く、また優良企業に就職したいなら、ニート専門の転職エージェント経由が圧倒的におすすめです。
完全無料で利用できるし、こちら側の内情にもすごく共感してくれます。
筆者がニートを脱出できたのは、完全に転職エージェントのアドバイスのおかげです。
ぜひ気軽に相談してみてくださいね！
オンライン面談可能です。わざわざ外出せずにキャリアのプロに相談できるので、気軽に活用してみてください！
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