転職サイトに偽名で登録しても大丈夫なの?
できれば本名も会社名もバレたくない…
こんな悩みにお答えします。
筆者は転職エージェント経由で転職経験があります。WEBマーケ会社で人材紹介事業の責任者を経て独立し、現在は経歴に不安がある人向けのキャリア支援を行っています。
転職サイトに登録するとき、「偽名でもいいんじゃないか?」って思うことありますよね?
- 転職意思を会社にバレたくない
- とりあえずリサーチしたいだけ
- 過去にやらかしたから本名を公開したくない
こんな理由から偽名登録を考える人もいるでしょう。
しかし結論から言うと、転職サイトに偽名で登録するのはNGです。
正確に言うと、「偽名で登録することはできるけど、デメリットしかない」ということ。
転職経験から言っても、転職エージェント目線で見ても、偽名にして良いことなんて一切ありません。むしろ不利益を受けてしまうことばかりです。
これから「転職サイトには堂々と本名で登録すべき3つの理由」について説明します。
転職サイトの登録を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職サイトの偽名登録はやめた方がいい3つの理由
転職サイトの偽名登録はやめた方がいいです。
もしあなたが「会社名や本名はバレたくないけど、転職先を探したい」と考えていたとしても、転職サイト上で偽名を使うべきではありません。メリットがないどころか、デメリットしかないからです。
理由は以下の3つ。
- 企業からは本名や会社名はバレない
- 本名で検索されない
- 再登録できなくなる恐れがある
順番に見ていきます。
①企業からは本名や会社名がわからない
そもそも、転職サイトに登録したからと言って、本名や会社名がバレることは絶対にありません。
こちらをご覧ください。
これはリクナビNEXTの規約です。
リクナビNEXTでは、企業に公開されるレジュメに「氏名、生年月日、メールアドレス、住所、電話番号、性別」は一切公開されません。
また社名非公開を選択することもできます。
したがって、もし現在の勤務先がリクナビNEXTに登録していたとしても、人事担当者があなたを特定する可能性は限りなくゼロに近いと言えるのです。
②本名で検索されない
では、「過去のやらかしがバレたくないから偽名を使いたい」という場合はどうでしょう。
これも、わざわざ偽名にする必要はないと考えます。
やらかしがバレたくない時の心理は、「自分の本名で検索されたらマイナスな情報がバレてしまう」という恐怖ですよね。
筆者自身、実名報道された経験があり、転職サイトの本名登録も躊躇しました。(参考:人生終了?実名報道された私のその後)
でも大丈夫です。転職サイトの担当者は、わざわざ新規ユーザーの本名なんて調べません。
毎日何百人も登録してくるのに、いちいちやってたらキリがないです。
企業からのスカウトだって、現年収とか職種の情報を元に送られてくるだけなので、本名や会社名は一切関係なし。
過去にやらかしがあったとしても、それで使用できなくなるなんてことはないですし、サービス内容にも差は出ません。
③偽名の発覚で再登録できなくなる恐れがある
じゃあ、「どんな求人があるのか見たいだけだから」といって、テキトーな名前を登録するケースはどうでしょう?
実際、転職サイトに登録する際には、身分証明書などの書類は不要です。なので、簡単に偽名アカウントを作ることはできちゃいます。
名前とか会社名はテキトーでもいいかもしれません。メールアドレスだっていくらでも作れます。
でも電話番号や住所は?
万が一のときに他人に迷惑がかかるので、さすがにそこはテキトーに登録するわけにはいきません。
リクナビNEXTではレジュメの変更が可能なので、途中で氏名や会社名をいじることはできます。
でも全ての転職サイトが変更できるわけではないので、一度偽名で登録するとそのままになってしまう可能性があります。
いざ再登録しようとしても、電話番号や住所の重複から、NGリストに入れられてしまう可能性も。
先々のことを考えたらリスクが大きいです。
転職サイトに偽名で登録する3つのデメリット
実際に転職サイトに偽名で登録したとしても、ペナルティはありません。
でも、以下の3つのデメリットがあるので要注意です。
- 個人情報を登録し直す必要がある
- 転職エージェントにも迷惑
- 経歴詐称になるリスク
順番に見ていきます。
①個人情報を登録し直す手間
もし転職サイトに偽名で登録していて、いざ本格的に動き出そうとなった場合、また1から登録し直さなければならなくなります。
基本的には新しいアカウントを作ることになるはずですが、それって結構面倒ですよね。
上述した通り、アカウントの再登録ができなくなる可能性もあります。
わざわざ作り直すくらいなら、リサーチ段階から本名で登録しちゃった方が手っ取り早いです。
②転職エージェントにも迷惑
「リクルートエージェント」などの転職エージェントサービスの場合、実際に面談を組んだり、企業の紹介を受けるには個人情報の開示が必要です。
仮に偽名で登録して、面談のときに「実は…」と明かすのは、エージェントにとっても大迷惑。
絶対に止めてください。
※詳しくは「転職エージェントの賢い使い方」を参考にしてくださいね。
③経歴詐称になるリスク
「とりあえず様子見だから」「面接の練習で」といって、もし偽名のまま書類を提出したり、選考に進んだりしたら、それは立派な経歴詐称になります。
そうなると、選考打ち切りになるのはもちろん、場合によっては強制退会となるリスクも。
だったら最初から本名で登録しておくべきです。
転職サイトに偽名で登録してしまった場合の対処法
もし既に転職サイトに偽名で登録している場合、二つの対処法があります。
- 登録情報修正
- 再登録
①登録情報を修正する
ほとんどのサイトは、登録情報を修正することができます。
こちらはリクナビNEXTの規約。
氏名、生年月日などの個人情報や学歴、職務経歴などを変更することが可能です。
ただ、全てのサイトが登録情報を修正できるわけではありませんのでご注意ください。
②再登録する
面倒なら、いっそのこと再登録してしまうのが手っ取り早いです。
その際、少なくともメールアドレスは新しいものを用意した方が良いですね。
本名がバレたくない人におすすめの転職サイト
基本どのサイトを使っても本名や現職がバレることはありません。
ただ、念には念を入れるという意味では、リクナビNEXTを使うのが一番です。
なぜなら、リクナビNEXTは登録者数がダントツでナンバーワンだから。
リクナビNEXTは登録者数が多すぎて、いちいちユーザーの素性を調べたりする余裕ないですからね。
リクナビNEXTにはブロック企業の機能がある
ちなみにリクナビNEXTには、「レジュメ公開ブロック」という機能があります。
そもそも企業が見ることができるレジュメには、個人情報は一切書かれていません。
それに加えて、自分の会社を「レジュメ公開ブロック」に登録しておけば、レジュメ自体が完全非公開になります。
「業界が狭すぎて特定が怖い」という方は、リクナビNEXTのブロック機能を有効活用すると良いですよ。
まとめ:転職サイトには本名で登録しよう!
転職サイトに偽名で登録するメリットはほぼありません。
別にバレたからといって、ペナルティがあるわけではありませんが、デメリットや手間を考えたら最初から実名で登録しておくべきです。
今すぐ転職したい人もとりあえず情報収集したい人も、本名登録を基本に転職サイトを上手に活用しましょう。
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