- ニートはやっぱり就職できないの?
- ニートから正社員なんて絶対無理…
このように悩んでいる方に向け、元ニートの筆者が正社員になれた方法を公開します。
筆者は大変お恥ずかしい話ですが、過去に務めていた会社をクビになり、30歳を過ぎてニートだった時期があります。
それでも無事にホワイトベンチャーの正社員として就職し、人材紹介事業の責任者を経て独立。現在ではキャリアカウンセラーとして活動しています。
参考:早く就職したい!ニートから正社員になるための3つの方法
筆者自身も感じましたが、一度ニートになると、なかなか社会復帰するのには時間がかかります。
どんどん自己嫌悪に陥り、このまま一生就職できないんじゃないかと考えるようにもなりました。
それでもニートを経験した筆者が声を大にして言いたいのは、ニートからの就職は決して無理ではないということ。
いきなり正社員を目指すことだって十分可能です。
なぜこんなことを言えるかというと、今の世の中はニートからでも就職しやすい環境が整っているからです。
この記事では、元ニートの筆者が正社員就職するためにやったことを思い出しながらまとめています。
現役ニートの方の社会復帰に役立てていただけたら幸いです…!
ニートでも就職できる!正社員になれた方法
冒頭でもお伝えしたとおり、筆者は30歳を過ぎてニートだった時期があります。
それでも1か月間の就職活動を経て、無事にホワイト企業の正社員として就職することができました。
ここでは当時のことを思い出し、ニートを脱出するまでにやった全てのことを綴っていきます。
ニート就活でやったこと①求人サイトの登録
まず最初にやったことは、求人サイトの登録です。
いきなり応募するのではなく、どんな求人があるのかをリサーチするために使いました。
登録しておく、条件にマッチした企業から「スカウト」も送られてくるので、それを元に面接に進んだこともありました。
ちなみに求人サイトは何でもいいと思いますが、筆者は転職経験者の8割が利用していると言われるリクナビネクストを活用しました。
ニート就活でやったこと②ハローワークの相談
求人サイトの登録とほぼ同時に、ハローワークの就職相談にも通ってみました。
しかし結論としてハローワークにはろくな求人がないと分かったので、あまり活用しませんでした。
具体的には、職員の方から「ブルーカラーの仕事しかない」と言われ、ホワイトカラーの仕事を求める筆者とは合わないと判断したためです。
ニート就活でやったこと③転職エージェントの活用
最終的に正社員就職の決め手となったのは、転職エージェントを活用したことです。
やっぱり一人だとそもそもどんな求人を選べばいいのかもわからなかった中で、エージェントの方がしっかりとヒヤリングをして、自分に合った求人を提案してくれたのが大きかったです。
筆者のような経歴にバツがある人間でも書類選考に100%通過できる求人も紹介してくれました。
なかなか面接にすらたどり着けなかったので、面接の場数を踏む意味でもすごく貴重でした。
ニートから正社員を目指すためのポイント
ニートが正社員就職を目指すために必要なたった一つのこと。
それは、素直な気持ちを誰かに相談するということです。
これだけで社会復帰がグンと近くなります。
どういうことか、具体的に説明していきますね。
自分の心を開く勇気を持つ
筆者自身もそうでしたが、ニートの人って何も考えていないように見えて、実はかなり深く物事を考えています。
言われたことをただこなすだけの社会人よりよっぽど賢いし、画期的なアイデアを生み出す土壌もある。
でも逆に、自分の考えに固執していることが、社会復帰できない大きな原因になっているかなと思うことがあります。
今の心境を正直に相談できる相手はいますか?筆者は親や友人にすら、本音を話すことができませんでした…。
- 「どうせ自分に向いている仕事なんてない」
- 「自分のステータスで入れる会社なんてブラック企業に決まってる」
- 「他人にこき使われるくらいならニートの方がマシ」
こんな風に考えているのって、実は自分だけだったりします。
でも、他の人と交流する機会がないから、それに気付けない。
だからこそ、あえて自分の本音を誰かにぶつけてみること。
そうすればこれまでの自分の考えとは違った意見がもらえるし、社会復帰への大きなきっかけになります。
ニートで就職できない人の3つの特徴
ニートからの正社員就職ができない人には、以下のような特徴が挙げられます。
☑ニートで正社員就職できない人の特徴
- 完璧を求めすぎる
- 自分を過小評価しすぎる
- 現実逃避している
以下、具体的に解説します。
①完璧を求めすぎる
ニートからなかなか抜け出せない人は、理想が高く、完璧を追い求めている方が多いです。
- 興味がある仕事
- 体力的に辛くない仕事
- 家から近い職場
- 収入が安定している
- 定時で帰れる
- 残業がない
- 休日出勤がない
こんな風に理想ばかり追い求めていては、いつまで経っても仕事なんて見つかりません。
むしろ、理想通りの仕事に就けている人なんて世の中に1%もいないと割り切った方がいいです。
絶対に譲れない部分は残しつつ、ある程度柔軟に考えていく必要があります。
②自分を過小評価しすぎる
どうせニートの自分を必要としてくれる会社なんてないよ…。
こんな風に自分を過小評価していませんか?
「自信を持て」と言われても難しいかもしれませんが、あなたにしかない魅力が必ずあります。
それに自分で気づいていないだけなんです。
筆者はそれこそポジウィルキャリアのキャリア相談を受けた中で、自分自身では気づくことができない強みを見つけることができました。
③現実逃避している
「無職でもなんとかなる」「いつか誰かが何とかしてくれる」
こんな風に軽く考え、現実逃避していても事態は変わりません。
残念ながら誰も助けてくれないんです。親だっていつかは死ぬし、最終的には自分で生きていくしかないんです。
社会復帰が怖い気持ちもわかりますが、いつかは自分が頑張らないといけないことは自覚しておきましょう。
ニートが正社員就職をするメリット
ニートが正社員就職できれば、大きなメリットがたくさんあります。
というか、メリットしかありません。
挙げればキリがないですが、具体的には以下のような嬉しい出来事が待っています。
☑ニートが就職する主なメリット
- 身分を堂々と名乗れる
- 自立できる
- 新しい出会いがある
- 家族との関係が良くなる
- 趣味が楽しくなる
①身分を堂々と名乗れる
たとえば美容院のカルテを書くときとか、ネットカフェの会員証を作るとき…
職業欄に堂々と「会社員」と書けるのは、めちゃくちゃ気持ちいいです。
当たり前のことかもしれないですけど、こういう些細な喜びが「脱・ニート」できて良かったと感じる瞬間です。
②自立できる
社会復帰してある程度収入が安定すれば、経済的に自立できます。
親元を離れた方がやっぱり何かと楽ですし、将来を考えても独り立ちできるに越したことはないですよね。
もちろん実家のままでもいいですし、その場合はどんどん貯金が貯まるというメリットもあります。
③新しい出会いがある
いざ働き出すと、これまでの環境では交わることのなかった人との出会いがあります。
もちろんいい出会いばかりではないですが、人生観を変える人と巡り合う可能性も十分!
年齢や趣味もバラバラな人が集まる、職場での出会いだからこそ得られるものは多いです。
④家族との関係が良くなる
ニートを卒業すると、これでもかっていうくらい家族の対応が変わります。
特に親は本当に嬉しそうな顔をするので、頑張って良かったなと思えるはずです。
⑤趣味が楽しくなる
仕事を始めると、ニートのときより趣味が100倍楽しくなります。
当然趣味に費やす時間が圧倒的に短くなりますが、その分、趣味に没頭できる時間がこの上ない幸せです。
時間があるニートのときはそんなこと思ってもなかったですけど、趣味は時間が限られているときの方が絶対に有意義ですね。
まとめ:ニートからでも正社員就職できる!
ニートが就職を目指す上で一番重要なのは、一人で抱え込まないこと。
不安も解消されますし、人と話をしていると不思議と自信も芽生えてきます。
筆者がニート期間に活用したニート向けの転職エージェントでは、将来への不安や誰にも言えない不満をキャリアのプロが全て受け止めてくれます。
今の現状を何とかしたい、でも実際に就職活動するのは怖い。
そんな方は、まずはキャリアのプロに悩み相談してみてはいかがですか?