この記事では、30代無職という絶望的な生活を経験した筆者が、無職の人の行く末について経験談を交えてお伝えします。
筆者は過去に大きくやらかして会社をクビになり、30代になって無職を経験しました。
しかし就活を頑張ってホワイト企業へ再就職に成功。現在では独立し、経歴に不安がある方向けのキャリアカウンセラーとして活動しています。
いま無職でも諦める必要はありません
人生必ずなんとかなります。
しかし実際に無職を経験した者として、無職の期間は少しでも短い方がいいと感じました。
無職であるデメリットは「お金」だけではありません。
社会的信用や心理的な面でも「無職」であり続けるのは辛いものがあるので、なるべく早く無職を卒業することをおすすめします。
この記事では、実際に無職を経験したからこそわかる無職の辛さと、無職を早く脱出する方法についてもお伝えしています。
ぜひ参考にしてみてください!
最近ではニート・無職向けの転職エージェントも増えていて、筆者も大変お世話になりました!以下の記事でまとめているので、就職を目指す方はぜひ参考にしてみてください。
無職の行く末は厳しい!無職であることの7つのデメリット
無職の行く末は大変厳しいです。
実際に30代無職を経験した筆者自身も、無職であることの不都合はいくつも感じました。
中でも、以下で挙げる7点は、どんな無職の人にとっても共通する厳しい現実になるはずです。
☑無職が痛感する厳しいデメリット
- 社会的に認められない
- 友人と疎遠になる
- 貯金生活では限界がある
- 無職でも税金はかかる
- 実家以外に住むところもない
- 家族を養うことができない
- どんどん就職が難しくなる
①社会的に認められない
無職のときは、かなり社会的に肩身が狭い思いをします。
年齢にもよりますが、成人して無職だと、まず社会的にまともな目で見てもらうことができません。
美容院のカルテのようなプロフィール欄に、堂々と「無職」と書ける人はどれだけいるでしょうか?「無職でもなんとかなる」と思っていても、やっぱり内心、心の中で後ろめたさがありませんか?
当然、クレジットカードやローンの審査にはほぼ通らないなどの実害も覚悟する必要があります。
②友人と疎遠になる
周りがバリバリ活躍していると、置いてけぼりを食らった気がしてどんどん疎遠になっていきます。
無職の自分が友達と遊んでいていいのか?という気にもなるし、もっぱら家に引きこもりがちになるのも仕方ありません。
③貯金生活では限界がある
いくら貯金があっても、そのうち限界がきます。
「あとどれくらい貯金だけで生活できるか」と悩みながら生活するのが当たり前になり、それがかなりのストレスです。
いくら節約しても出ていくものは出ていくので、やっぱり何かしらで収入を得ないと生きていけなくなります。
④無職でも税金はかかる
上と関連しますが、無職でも税金はかかります。
特に住民税は前年の所得に応じて決まるので、筆者のように急に無職になるとかなりキツイです。
国民年金保険料も払わなきゃいけないし、無収入には地獄のように響いてきます。
⑤実家以外に住むところもない
もし実家があればいいですが、そうでなければ住むところも限られます。
無職だと当然、賃貸は借りられません。実家に永住するにしても、自分の代でリフォーム等が必要になれば、出費もかさみます。
というわけで、やっぱり無収入で生きていくわけにはいきません。
⑥家族を養うことができない
ヒモで生きていけるほどのイケメンでもない限り、まず無職だと結婚はできないです。
当然、家族を養うことなどできないので、一人で生きていくしかありません。
無職で居続けるなら、生涯孤独を受け入れる覚悟が必要です。
⑦どんどん就職が難しくなる
いざ就活を始めたとして、ネックになるのが離職期間です。
面接では、離職期間に何していたかを必ず聞かれます。
当然ですが、離職期間が長いと、それだけ次の就職は不利。ブランクは長ければ長くなるほど不利になるので、一日も早く動き出した方が賢明です。
無職生活を味わった筆者の体験談
30代で無職生活を経験した筆者の体験談をつづっていきます。
今でこそ生活が安定した筆者ですが、30代無職だった時期を思い返すとやっぱり地獄でした。
筆者が無職になったのは会社を解雇になったせいです。当時は専業主婦の妻と幼い子供も養っている状態。
なので仕事が決まるまでの間は別居し、それぞれの実家にお世話になっていました。
無職でもなんとかなったのは、やはり周りに恵まれていたからだと思います。
- 仕事が決まるまでは実家で生活できた
- 妻子は義実家で生活できた
- どちらの両親も健在で、生活には困らなかった
- 1年以上は生活できるくらい貯金があった
上記のように、筆者は無職でもなんとか生きていける条件をいくつか満たしていました。
特に親が健在だったおかげで家賃、生活費がかからず、就職活動に専念することができたのは大きかったです。
無職生活で感じたこと
もしかしたら無職は楽でうらやましいと感じるかもしれません。仕事辞めたら人生楽しすぎなんて人の声も確かにあります。
でも筆者は正直、無職の生活はあまりにも惨めでつらかったです。
毎朝スーツを着て出勤していく父を見て、なんて情けない息子なんだろうと心から後悔していました。
仕事をしていたときは休みたくて仕方がなかったのに、無職になると焦りと情けなさでいっぱいに…。
なかなか次の仕事が決まらず、周りからはなんとなく無職は仕事を選ぶななんて言われているような気もしました。
働いていたころはあんなに嫌だった満員電車でさえ、うらやましく感じていました。
無職は早く卒業したほうがいい!
筆者の経験から言うと、無職は少しでも早く卒業した方がいいです。
賃貸契約をするにもクレジットカードを作るにも、職業欄に「会社員」と書けるのは信用面でも大きな強みになります。
焦る必要はないですが、いずれは就職できるよう、心の準備だけでも進めておくといいですよ。
無職でもなんとかなる人の特徴5つ
無職の行く末は辛いですが、とりあえず無職になってもある程度なんとかなる人の特徴は、以下のとおりです。
- 実家暮らし
- 親が健在
- 家族が稼いでくれる
- 貯金がある
- 不労所得がある
①実家暮らし
実家暮らしであれば、ある程度は無職でもなんとかなります。また持ち家があり、ローンの支払いが済んでいるならそれも大きな後押しとなるでしょう。
筆者も無職期間は実家にお世話になっていました。しかし実家暮らしだとしてもいずれは親も頼れなくなるので、早めに就職を目指した方がいいのは間違いありません。
②親が健在
まだ親が健在であれば、無職でもなんとかなります。
親が食べさせてくれている間は、無収入でも生きていくことはできるでしょう。
筆者もまだ親が現役で働いていたので、無職期間でもなんとか食べさせてもらうことはできました。それでも本当に惨めでした…。
③家族が稼いでくれる
たとえ無職でも、一緒に住む家族が稼いでくれているならなんとかなります。
旦那さんが無職になったとしても、奥さんがカバーできるならある程度は大丈夫です。
それでも共働き世帯の場合、突然片方の収入が途絶えると家計にも大きな打撃です。
一人の収入だけでは苦しい場合は、早めに就職を目指しましょう。
④貯金がある
ある程度貯金があれば、無職でも生きていけます。
筆者も多少の貯金があったおかげで、絶望的にならずにすみました。
それでも無収入が続けば貯金はいつか底をついてしまうので、生活費から逆算してどれくらい生きていけそうなのかは常にチェックしておきましょう。
⑤不労所得がある
無職でも不労所得があるなら、なんとかなります。
株や不動産、FX、仮想通過など仕事をせずに収入が得られる人も増えています。
しかしこうした不労所得で生計を立てるには相当な原資がないと無理なので、一般的には現実的ではありません。
無職で生活していくなら欠かせないこと
無職で生活していくなら、以下の3つのことは欠かせません。
- 節約する
- 自宅で稼ぐ
- 失業手当や生活保護を受給する
①節約する
まずは収入がない以上、出費を減らすことがマストで必要になります。無駄な出費がないか見直すことから始めてみましょう。
②自宅で稼ぐ
いまの時代は、就職せずとも自宅で稼ぐ方法がたくさんあります。
特にネットを使えば家から一歩も出ずに収入を得ることができます。
- ライター業
- SNS
- ポイントサイト
- せどり・転売
- アフィリエイト
上記のような方法で少しでも収入を得られると、ある程度は無職でも生活していくことが可能になります。
③失業手当や生活保護を受給する
対象になる方は、失業手当や生活保護を受給しましょう。
それぞれの条件は以下の記事を参考にしてみてください。
その他の手続きも含めた無職になったらやることリストは以下の記事でまとめているので、参考にしてみてください。
無職から人生を逆転させる方法
実際に無職生活を経験した筆者が考える人生を逆転させる方法は、真っ当に就職することが一番の近道です。
無職から就職するには?
無職がツテなしで就職を成功させるには、以下の3つの方法があります。
- ハローワークを活用
- 自力で応募
- 就活エージェントに相談
上記の選択肢が考えられますが、無職から就職を目指すなら就職エージェントを利用するのが一番です。
中には書類選考不要で100%面接まで進める求人もあります。
ニートや無職におすすめの就職エージェントは以下の記事でまとめているので、ぜひ気軽に相談してみてください。
まとめ:無職の行く末は辛い!なるべく早く仕事をしよう!
冒頭でもお伝えしたとおり、無職でも一応なんとかなります。
それでもやっぱり無職はデメリットが多いですし、いつまでも無職生活を続けるには限界があります。
いつかは働かなければなりません。
何より筆者自身が改めて思い出してみても、無職だった頃はとにかく精神的にしんどかったです。
とはいえ焦って就職して失敗しては元も子もありません。
まずはゆっくり自分を見つめる時間にしつつ、前向きになれそうなタイミングで就職を目指して動き出してみましょう。
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