- 無職の人ってどうやって生活しているの?
- 無職のときは生活費をどうすればいい?
こんな疑問にお答えします。
筆者はかつて30歳を超えて無職だった時期があります。その後ホワイトベンチャーに再就職し、人材紹介事業の責任者などを歴任。現在では独立して経歴に不安がある人向けのキャリア相談を行っています。
実際に無職の生活を送った経験上、ある程度の期間であれば、無職でも人生なんとかなると思います。
ただし無職でも生活していけるのにはいくつかの条件があり、また無職でいられる期間にも限界があることを身をもって体験しました。
この記事では、実際に無職生活を経験した筆者が、無職の人はどうやって生活しているのかについて詳しくまとめています。
無職の人の生活実態が知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
収入面で安定するのはもちろんですが、社会的に信用が得られるし、何より精神面で安心して生活できるようになります。
当サイトでは無職から人生を逆転させる方法についての情報を発信しています。以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
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無職はどうやって生活してる?
無職の生活で一番重要になるのはやはり「お金」です。
極力家から出ないにしても、食費や住居費など最低限の生活費はかかるので、それを支払えるだけの余裕がないといけません。
無職の人の生活費
無職の人の生活費としては、以下のような出費が挙げられます。
- 食費
- 住居費(賃貸の場合)
- 光熱費
- 通信費
- 交際費
- 交通費
- 税金・社会保険(住民税、国民健康保険、国民年金など)
ちなみに総務省統計局の調査によると、一人暮らし世帯の一か月の支出平均は約19万円。
つまり毎月20万円ほどが出ていっても大丈夫なくらい余裕があれば、一人暮らしでの無職生活も可能ということになります。
無職の人の生活リズム
無職の人でも生活リズムは人それぞれです。
きちんと朝型の生活を送れている人もいれば、昼夜逆転した生活になってしまっている人もいるでしょう。
ちなみに筆者は、明け方まで漫画を読んで昼過ぎまで寝る、いわゆる昼夜逆転生活でした。
実家に暮らしていたので食事に困ることなく、本当に廃人のような生活でした。
それでも「人生のリハビリ期間」だと思って焦ることはなかったし、親からも細かく言われることはありませんでした。
無職の生活を実際に経験して感じたこと
筆者自身が無職生活を経験しましたが、結論としては少しでも早く就職した方がいいと感じました。
たしかにある程度の貯金があれば、無職でも人生なんとかなるし、仕事辞めたら人生楽しすぎと感じたこともあります。
実際に昼夜逆転生活を送っていた時期もあるし、昼間から遊んでいても誰にも文句は言われません。
それでも「いつまでこの生活が続くんだろう」という将来への不安や、「このままでいいのかな」という罪悪感のようなものはずっと頭から離れませんでした。
親と同居していたのですが、親への申し訳なさも大きかったです。
どんどん孤立していく感覚も味わい、毎日スーツを着て通勤していく人たちがカッコよく思えるようになりました。
それでも、無職生活で得たものもあります。
無職のころに実感した「むなしさ」や「働けることの喜び」。これが原動力となり、どんな辛い仕事でも簡単に乗り越えられるようになりました。
無職でも生きていける人の特徴
実際に無職生活を経験してみて感じたのは、誰もが無職で生きていけるわけではないということ。
無職でも生きていける人の特徴としては以下のことが挙げられます。
☑無職でも生きていける人の条件
- ある程度の貯金がある(生活費×3ヶ月~半年分)
- 住むところがある
- 実家(親)を頼れる
- いつでも働くことができる
- 不労所得がある
①ある程度の貯金がある
上述したとおり、一人暮らし世帯の一か月の平均支出額は約20万円です。
極力節約したとしても限界はあるので、ある程度の貯金があることは絶対条件となります。
一般的には転職には3ヶ月ほどかかると言われているので、3ヶ月~半年くらいは無収入でも生きていけるだけの貯金が必要となります。
参考:無職でも人生なんとかなる!30代無職でも人生逆転できた実話
②住むところがある
無職でも生きていける人の条件としては、「住むところがある」というのも欠かせません。
無職になってから賃貸物件を探すとなると、まず審査落ちすることがほとんど。なので実家など住まわせてくれる場所があることは最低条件になります。
筆者も無職のころは実家にお世話になっていました。
家賃や光熱費がかからなければ生活費にもだいぶ余裕が出るので、どうしても無職でいる場合は、頼れる場所を確保する必要があります。
③実家(親)を頼れる
②とも重なる部分がありますが、実家(親)を頼れるなら無職でもある程度生きていけます。
住居時はもちろん、場合によっては食費や通信費など必要な出費もカバーしてもらえるかもしれません。
筆者も30過ぎて家事を手伝いながら、全ての生活費を親にまかなってもらいました。
とはいえ、親がいつまでも健在というわけではないので、やはりどこかで自立して収入を得られるようにする必要はあります。
④いつでも働くことができる
いろいろな事情があって無職になったとしても、いつでも働ける準備だけはしておかなければなりません。
理由は、いつ無収入状態でいられなくなるかわからないからです。
無職は仕事を選ぶななんて言われることがありますが、そこは気にする必要はありません。焦っては元も子もないので、次の仕事は慎重に決めるべきです。
それでもニートや無職ではなかなかすぐに就職先が見つからない可能性もあるので、就職先の方向性を決めるなど少なく働くことへの「準備」はしておいたほうがいいです。
参考:早く就職したい!ニートから最速で正社員になるための3つの方法
⑤不労所得がある
もしも不労所得があるなら、無職でも十分生きていけます。
- 不動産収入
- 株・FX・暗号資産
- ネットビジネス
上記のような収入先があれば、定職に就かずとも生活することは可能です。
しかしいずれも安定した稼ぎになるとは言えず、損出を出す可能性も十分にあるので考慮する必要があります。
無職がお金を稼ぐ方法
仕事をしていなかったとしても、生活費をまかなえるだけの収入があれば無職でも生きていけます。
筆者が無職時代に実際にやっていたお金を生み出す方法は、以下の記事でまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
参考:ニートが節約する10のコツ|無職が月10万円貯金できた方法とは?
無職生活を続けるリスク
ここまで無職でも生活できる条件や方法についてお伝えしてきましたが、無職生活には大きなリスクがあります。
- いつか貯金が底をつく
- いつまで親を頼れるかわからない
- 社会的に孤立する
- 信用が得られない
- 就職が難しくなる
①いつか貯金が底をつく
無職での生活費を貯金でまかなっていた場合、いつか貯金が底をつくことになります。
死ぬまで使い切れないほど貯金があれば別ですが、それほどの財産がある人は稀。
目減りしていく貯金残高を見ながら「あとどれくらい生活できるか」と考える日々は、かなり大きなストレスになるでしょう。
②いつまで親を頼れるかわからない
実家や親のお陰で無職生活ができている人も少なくないでしょう。
しかし当然ながら、親がいつまでも健在、というわけにはいきません。
いつか親の収入は途絶えるし、逆に介護などで費用が必要になる可能性もあります。
親に頼って生活している人は、遅かれ早かれその生活からは卒業する必要があることを念頭に置いておきましょう。
③社会的に孤立する
個人的に一番大きいと感じたのがコレ。無職生活を続けていると、社会的に孤立していきます。
基本的に誰とも会話しない日々が続くので、自然と引きこもるようになり、コミュニケーションを取ることさえ難しくなってしまいます。
友人との付き合いもどんどん減っていくので、メンタル的な落ち込みはかなり大きくなります。
④信用が得られない
無職の場合、残念ながら社会的な信用はゼロに等しいです。
クレジットカードはほぼほぼ作れないし、賃貸物件を借りることもできません。
当然、消費者金融などから借金することもできなくなります。
⑤就職が難しくなる
無職の期間が長ければ長くなるほど、次の就職が難しくなります。
無職の期間に何をしていたのかは必ず面接で聞かれるし、「空白」の期間が長いとどの企業も敬遠するようになります。
いざ働こうと思っても、空白期間が長いせいで全然採用されない…という事態になってしまうケースも少なくありません。
そうすると仕事が決まらないからお金がないという悪循環に陥ることになります。
無職からの就職なら転職エージェントを活用しよう!
一般的に就職するとなるとハローワークを活用する方が多いですが、それと並行して転職エージェントを利用することがおすすめです。
転職エージェントは希望に沿った求人を紹介してくれるだけでなく、履歴書・職務経歴書の書き方や面接のコツなどを全て個別にアドバイスしてくれます。
最近はニートや無職の方専門の転職エージェントも増えていて、筆者もかなりお世話になりました。また転職エージェントと面談をするだけで立派な「就職活動」になるので、失業手当などを申請する上でも非常に便利です。
以下の記事でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ:無職生活にも限界はある!早めの就職を目指そう
最後に本記事の結論をまとめると以下の通りです。
☑まとめ
- 無職生活するには貯金や住居が必要
- 無職でいられる期間には限界がある。収入的にも精神的にもデメリットが多い
- なるべく早く就職することがベスト
筆者自身も経験しましたが、無職での生活には限界があります。
無職の期間が長くなればなるほど次の就職が難しくなるので、なるべく早く就職を目指すことをおすすめします。
無職からの就職を目指すなら、転職エージェントを活用すると便利です。
これら全てのサポートが完全無料で受けられ、オンライン対応してくれるのでわざわざ出向く必要もありません。
また転職エージェントと面談をするだけで立派な「就職活動」になるので、失業手当などを申請する上でも非常に便利です。
ニート・無職におすすめの転職エージェントは以下の記事でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
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